猫は自分の名前を理解している?4つの確認方法と理解しやすい名前とは

猫は自分の名前を理解している?4つの確認方法と理解しやすい名前とは

ある研究で、猫は毎日耳にする自分の名前を理解していることが明らかになりました。そこで今回は、愛猫が自分の名前に対する認識があるかどうかを確認する方法と、理解しやすい名前について解説いたします。

猫が自分の名前を理解しているか確認する方法とは

振り向く猫

2019年に上智大学で行われた研究によって、『猫は自分の名前を理解している』ということが実証されました。

そうなると、愛猫も自分の名前を覚えてくれているのかが気になるところですよね。

そこで今回は、猫が自分の名前を理解しているかどうか調べるための確認方法について紹介いたします。

1.振り向いてくれる

まずは、「猫の名前を呼んだときに、振り向くか否か」を確認してみてください。これはストレートかつ、最も分かりやすいリアクションになります。

名前を呼んだ直後に反射的に振り返るのであれば、「自分の名前は〇〇」という自覚を持っています。ただし、猫は気分屋なので、必ず振り向くとは限りません。その場合は、別の反応を見てみましょう。

2.耳やしっぽに動きがある

振り向く代わりに、耳やしっぽで返事をする猫もいます。名前を呼ばれた時に耳がこちら側を向いているか、すぐさましっぽが動くかどうかをチェックしてみましょう。

この返事は、たとえ気分屋の要素が強かったとしても、一回は見られる反応です。よって、一回でも動きがあれば「理解している」と認識して良いでしょう。

ちなみに、しつこくやり過ぎると無視されてしまうので要注意です。

3.返事をしてくれる

ダイレクトに「ニャッ」と返事をしてくれる猫もいます。恐らく「ご飯」や「ちゅーる」という言葉にも反応すると思うので、紛らわしいかもしれません。

そこで試してほしいのが、名前に似た言葉との比較です。例えば、メロンという名前であれば「マロン」や「バロン」という言葉を発した後に「メロン」と呼んでみてください。

他の言葉とは明らかに異なる反応があるはずです。ということは、やはり名前を認識しているとこになります。

ただし、何回も繰り返して度を超してしまうと猫にとってストレスになってしまうので要注意です。

4.直接来てくれる

猫は名前に対してポジティブな印象を持っています。その理由は、名前を呼ばれるとご飯がもらえたり、撫でてもらえたりするからです。

そのため、自分の名前が聞こえてくると接近してくる猫もいるのです。

しかしその一方で、呼んで来てくれるかどうかは完全に気分次第、というケースがあるのも事実。これは、万人共通ならぬ万猫共通とは言い難い検証方法になってしまいます。

名前を理解している理由と覚えやすい名前の特徴

見つめる猫

猫が名前を理解しているのかどうか、ご家庭でも簡単に確認できることが分かりましたね。

そもそも、猫は自分の名前をどのように理解しているのでしょうか。

実は、繰り返し聞く音声のトーンや雰囲気、ご褒美(ご飯がもらえる・撫でてくれる)などの嬉しい出来事などと結びつけながら覚えているのです。

さらに、猫が覚えやすい名前の特徴がいくるかありますのでこちらで紹介いたします。

短い名前

猫の名前を呼ぶ時は、できるだけ声のトーンを均等にしたいので、短い名前のほうが理想的です(例:レオ、チャタ等)。

もし気に入った名前が長いものであれば、ニックネームで呼んであげると理解しやすくなります。

濁音を含む名前

猫は音を頼りに名前を理解するので、短音かつ濁音を含むものであれば尚覚えやすくなります(例:ムギ、ユズなど)。

高音になる名前

猫は高音域の聞き取りが得意なので、読み上げ際に自然と高い声になりやすい名前も良いでしょう(例:ハル、ソラなど)。

連続音の名前

同じ音を繰り返すものもまた、覚えやすい傾向にあります(モモ、ココなど)。

まとめ

振り向く猫

猫は声のトーン(音)や飼い主さんの雰囲気から、自分の名前を理解しています。

名前に対する認識がある猫は、その名前を呼ばれると、振り向いたり、耳やしっぽが動いたり、「ニャッ」と返事をしたり、直接来たりするなどの反応が返ってくるでしょう。

ただし、しつこくし過ぎるとストレスを受けてしまうので要注意。名前に対するイメージも悪くなってしまうので、気をつけてくださいね。

また、これから猫を迎えて命名する際は「理解しやすい名前の特徴」も参考にしてみてください。

もちろんこのパターンが全てではありません。毎日同じトーンで呼び、反応があれば褒めるを繰り返していれば自ずと覚えることができます。

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