『猫の場合、犬のようなしつけは難しい』といわれていますが、コミュニケーションは生活の中で必要不可欠であり、正しい褒め方を知ることで飼い主さんの気持ちを上手に伝えることができます。
愛猫の性格に合わせて、どんな方法が効果的かを見極めながらぴったりの褒め方を探していきましょう。
1.優しく囁く
愛猫を褒める上ではまず、声をかけてあげましょう。猫は大きな音や動きをすると驚いてしまうため、褒めるときも「すごい!」など大きな声を出すのではなく、囁くように声をかけてあげることが重要です。
また、少し高めのトーンだと猫も聞き取りやすいようです。飼い主さんが笑顔で優しく声をかけてあげることで、愛猫にも褒められていることが伝わるかもしれません。
2.お気に入りのおやつをあげる
飼い主さんの中には、仕事がひと段落したタイミングや家事で疲れた際に、ちょっとしたスイーツなどを自分へのご褒美として用意する方も多いのではないでしょうか。
猫も同様に、撫でたり声をかけるだけでなく、大好きなおやつを与えることでご褒美感が高まり、より喜んでくれるようです。
また、我慢した後に大好きなおやつが待っていると愛猫が認識することで、「これは良いことなんだ」と伝えることができます。何度も繰り返すことで、問題行動を減らすことも期待できます。
3.好きなおもちゃで遊ぶ
活発な猫や普段から運動が大好きな猫の場合は、遊んであげることも効果的です。飼い主さんとのコミュニケーションになるほか、ストレス解消にもなります。
また、日常的におもちゃを出しっぱなしにしてしまうとおもちゃに飽きてしまうこともあるため、普段はどこかにしまっておくことも大切です。
4.そっとしておく
動物病院に行く際はもちろん、抱っこや爪切り、ブラッシングなどで一定の時間動くことができない状況は、猫にとってストレスになるといわれています。
我慢してくれたあとは、まず自由にしてあげましょう。構いすぎないことも猫にとってはご褒美のひとつです。その際、飼い主さんが声をかけると落ち着いて気分転換ができない場合もありますので、意識的にそっとしてあげるようにしましょう。
まとめ
今回は、猫が大満足する「上手な褒め方」のコツについてご紹介しました。飼い主さんが事前に知っておくことで、爪切りやブラッシングをスムーズに行えたり、問題なくお留守番してくれることにもつながります。
また、褒め方だけでなく、褒めるタイミングも大切です。時間が経ってから褒めても、猫は何に対して褒められているのか分からず、伝わらない可能性があります。愛猫が良い行動をした時には、間髪いれずに褒めるようにしましょう。
褒め方を工夫しながら愛猫に上手く気持ちを伝え、日々の幸福度を高めていきましょう!