猫が飼い主さんの足を踏む理由
1.甘えている
猫が飼い主さんのことを母猫のように慕っている場合は、甘えたくて足を踏んでくることがあるようです。子猫はミルクを飲む時に、前足を交互に動かして母猫のおっぱいをふみふみします。成長してからも子猫時代の名残りで、子猫のような気分で甘えたい時にふみふみする仕草が見られるようです。
猫が甘える時には足以外にも、飼い主さんのお腹や膝などをふみふみすることが多いです。ふみふみするだけで猫はリラックスできるようなので、好きなだけふみふみさせてあげてくださいね。
2.寂しくて構ってほしい
飼い主さんが仕事や趣味に没頭していて構ってもらえないと、猫は寂しくなって「構ってよ~!」とアピールしてくることがありますよね。飼い主さんの足を踏むというのも、猫なりのアピールのようです。パソコンやスマートフォン、TVなどに注目している飼い主さんに対して、「こっちを見て!」と訴えているのですね。
3.挨拶をしている
通りすがりに飼い主さんの足をちょんと踏むのは、猫なりの挨拶の一種なのかもしれません。
猫同士は鼻と鼻をくっつけてキスをしたり、体をスリスリと擦りつけたりして挨拶をします。言葉を使ってコミュニケーションをとる人間と、ニオイを嗅いだり体を触れ合ったりすることでコミュニケーションをとる猫とでは挨拶の仕方も異なるのですね。
4.要求がある
猫が飼い主さんの足を踏む時は、「ごはんが食べたい」「一緒に遊んでほしい」「トイレが汚れているから掃除をしてほしい」などの要求があるのかもしれません。
猫が何かを要求しているのに、飼い主さんが気づかずスルーしてしまうと、猫が不満を感じてストレスになるので注意しましょう。何を要求しているのか考えて、適切に対応してくださいね。
5.床が冷たい
寒い季節は床が冷たくなってしまうので、猫はフローリングの上を歩くことを嫌がります。できるだけ冷たい床に足が触れなくていいように、飼い主さんの足の上を踏んで移動する猫もいるようです。寒さが苦手な猫が快適に過ごせるように、室温を調整したりカーペットを敷いたりしてあげてください。
愛猫に足を踏まれることが多い場合、どう対応するべき?
愛猫に足を踏まれた時は、どうして足を踏んだのかを考えて適切な対応をしましょう。甘えているなら撫でてあげる、一緒に遊んでほしいとアピールしているなら遊んであげる…というように、できるだけ猫の望み叶えてあげてください。
ただし、あまりにも愛猫に足を踏まれることが多い場合は問題です。足を踏めば何でも要求が通ると思ってわがままになっていたり、愛情不足を感じて寂しい思いをしていたりする可能性があります。
愛猫がわがままになっているようなら、これまでに飼い主さんが愛猫の要求に応えすぎていたのかもしれません。ごはんの時間じゃないのに「ごはんが食べたい」とアピールされた時は、「まだ時間じゃないよ」としっかり断るなど、甘やかしすぎないことが大切です。
ダメなことはダメだと伝えて、飼い主さんの足を踏めば全ての要求が通るわけではないことを愛猫に学んでもらいましょう。
また寂しさを感じて足を踏んでくることが多い猫には、日頃から積極的に愛情表現をしてあげてください。飼い主さんがどれほど忙しくても、毎日愛猫とスキンシップをとる時間をつくりましょう。おもちゃで一緒に遊んで体を動かせば、猫の運動不足解消とストレス解消にもなるのでおすすめですよ。
まとめ
猫が飼い主さんの足を踏むのには理由があります。甘えたい、構ってほしい、挨拶をしたいなどの可愛らしい理由が隠れていることを知ると、愛猫の行動をより愛おしく感じますね。
愛猫に足を踏まれた時はスルーせずに、「どうして踏んだのかな?何か伝えたいことがあるのかな?」と猫の気持ちを考えて、できるだけ要求に応じてあげてくださいね。猫の行動から気持ちを察することができるようになれば、もっと愛猫との絆が深まるはずですよ♪