オリーブオイルは猫の体に良い!!4つのメリット
オリーブオイルは、小さじ半分~1杯程度の量であれば猫に食べさせてあげることができます。ただし、オリーブの実を加工したもの(塩漬け)や、ガーリックを含むものはNGです。
一般的に体に良いと言われているオリーブオイルですが、猫が食べるメリットは何なのでしょうか。こちらでは、嬉しい効果を4つ紹介いたします。
1.便通が良くなる
オリーブオイルは、小腸や大腸で吸収されにくい性質を持っています。
よって潤滑油の役割を果たし、便の通りを良くしてくれます。さらに、腸自体の活性化も促してくれます。
2.老化防止
オリーブオイルには、ポリフェノールやビタミンEが含まれています。これらの働きによって、アンチエイジングの効果が見られます。
ポリフェノールは細胞の老化を防ぐ抗酸化作用があり、LDL(悪玉)コレステロールの酸化を抑える効果も知られています。
ビタミンEは、美容成分としてもよく利用される、抗酸化作用のある成分で、両方を含むオリーブオイルはまさに理想の食品なのです。
3.生活習慣病・がん予防
オリーブオイルは、生活習慣病(糖尿病・動脈硬化)や心臓病、がんを抑制する効果を持っています。そのメカニズムは、アンチエイジングと同様です。
これらの疾患は、人間がなるものだと思いますよね。しかし、残念ながら猫も人間と同じような病気になるリスクがあるのです。
4.毛球症の改善
毛球症は猫ならではの病気です。これは、毛繕いの過程で飲み込んでしまった被毛が胃腸に留まってボール状になり、詰まらせてしまうものです。
最悪の場合は命に関わることもあり、外科手術を必要とするケースもあります。
便通の改善と同様に、オリーブオイルを摂取することで被毛の排出を促すことができます。すなわち、毛球症の予防や改善に役立つのです。
オリーブオイルの注意点
上記の4つのメリットからも分かるように、オリーブオイルは猫が健康的に生きる手助けをしてくれます。
とはいえ、気をつけないと逆効果になってしまいます。いくつか注意点を挙げてみます。
- 摂りすぎは下痢を招く
- アレルギーを引き起こすことがある
- カロリーオーバーになることも
オリーブ摂取後に皮膚の痒み・元気がないなどの症状が見られたら、アレルギーの可能性があります。早急に動物病院を受診しましょう。
また、オリーブオイルは油であることに変わりありません。肥満になる恐れがあるので、食べさせ過ぎには気をつけましょう。
まとめ
オリーブオイルには、便通の改善・アンチエイジング効果・生活習慣病やがん抑制・毛球症改善(予防)などの嬉しい効果がありました。
その反面、下痢を引き起こす可能性・アレルギー症状が出る可能性・肥満のリスクなどのデメリットも存在します。
本来は猫が積極的に摂るものではないので、必ず適量を守るようにしてください。小さじ1杯を超えてはなりません。
これからは猫も長生きする時代!上手に取り入れて、恩恵にあやかりたいものですね。