1.猫が嫌がるものを置く
キッチンには猫の興味を引くものが多く、どうしても侵入してしまいがち。猫をキッチンに侵入させないようにするには、ここへ来てもいいことはないと思わせてしまいましょう。
猫のしつけに簡単に利用できるアイテムとして、テープがあります。テープのベタベタとした感触を猫は嫌がるからです。猫に乗ってほしくない場所に、ガムテープを粘着面を表にして貼り付けておきます。そこに上った時に、肉球にテープが貼り付いて嫌がるはずです。
猫は柑橘系の香りが苦手です。猫に入ってほしくない場所に柑橘系の香りを吹きかけておくという方法もあります。ただし、精油(エッセンシャルオイル)を使用すると猫が中毒を起こす恐れがあるため、柑橘系のスプレーを使用する場合は、猫のしつけ用として市販されているものを使用しましょう。
2.猫をびっくりさせる
猫がキッチンに侵入してきたら、ちょっとしたことでびっくりさせてみましょう。たとえば、霧吹きで水をかけたり、手を叩いて音を出すなどです。それを繰り返しているうちに、キッチンへ来ると嫌なことがあると覚えてくれるようになります。
あまり驚かせ過ぎない程度に、根気よく続けてみましょう。この時、びっくりさせているのが飼い主だと気付かれないようにして下さいね。気付かれると、この人は嫌なことをすると覚えられてしまうことがあるからです。
3.柵を設置して入れないようにする
猫がキッチンに侵入しないようしつける方法もありますが、しつけだけではなかなかうまくいかない、ということもありますね。そんな時は、柵を設置して侵入できないようにしてしまいましょう。猫の侵入・脱走を防ぐための柵も市販されていますし、簡単な柵ならDIYすることもできます。
ただし、猫のジャンプ力を侮っていると簡単に飛び越えられてしまうので、ご注意を。柵は高さのあるものか、天井まで届くものを選びましょう。すり抜けられてしまうこともあるため、隙間にも気を付けて下さいね。
オープンキッチンの場合はカウンター周りからも侵入されてしまうので、そこにも対策が必要です。
4.猫に入られても困らないようにする
猫がキッチンに入ってしまうのは、そこに猫の興味をそそるものがあるからです。適度な高さのある流し台やガス台、カウンターなどは猫が上るのにちょうどよく、居心地がいいのでしょう。
生ゴミが捨ててあったり、食材も置いてあるので、ついついイタズラしたくもなりますね。猫がキッチンに侵入しないようしつけをしようと思ってもうまくいかなかったり、柵などの設置も難しい場合は、猫がキッチンに入っても困らないようにしておきましょう。
イタズラされて困るものは出しておかないことです。ゴミは、においが出ないようしっかり袋に入れて結び、蓋つきのゴミ箱に入れます。また、蓋付きの三角コーナーや、シンク、コンロのカバーなども市販されているので利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
猫がキッチンに入ってしまった時、しつけだからと、大声を出したり叩いたりするのは絶対にやめて下さいね。また、キッチンに入ってから時間がたってしまうと、叱っても猫にはなんのことだかわかりません。
しつけをする場合は、猫がキッチンに入った瞬間に、飼い主がやっていると気付かれないようにびっくりさせるなど、ここへ来ると嫌なことが起こると、覚えさせましょう。猫を怖がらせてしまうと、飼い主との信頼関係にヒビが入ってしまいます。
猫をキッチンに侵入させないことは、猫を思わぬ事故から守ることになります。愛猫に合った方法で、工夫してみて下さいね。