猫が「捨てられたかも」と誤解したときにする行動3つ

猫が「捨てられたかも」と誤解したときにする行動3つ

観察力の鋭い猫は、その場の雰囲気や過去の経験から不安やストレスを感じてしまうことも少なくありません。猫が「捨てられたかも」と誤解をしてしまったら、どのような行動をとるのでしょうか?ネガティブな感情を抱いた猫に見られる3つの行動をご紹介します。

猫が「捨てられたかも」と誤解したときにする行動は?

鳴く子猫

飼い主さんがいつもの時間に帰ってこなかったり、猫が自宅以外の場所にひとりで宿泊したりするときは、大きなストレスや不安を抱えがちです。

「捨てられてしまったかも」と誤解をしてしまっている時、猫は以下のような行動をとることが多いです。

1.高い声で鳴く

猫は、飼い主さんとのコミュニケーションの手段として鳴くことが多いです。何かをしてもらいたい時には高い声で鳴き、自分の要求や気持ちを伝えようとするでしょう。

例えば、長時間ひとりで過ごした後に飼い主さんが帰ってきた瞬間は「ニャー」と強く訴えかけるように鳴くことがあります。留守中はお利口にしていても、内心では不安を感じ、「近くにいて」「捨てられたかと思った」と伝えているかのようです。

2.飼い主さんを見つめる

家族と暮らしている場合でも、猫が信頼している人が出かける時、自宅以外の場所に猫を預ける際は「置いてけぼりにされるのか」と言わんばかりに猫がじっと飼い主さんを見つめてきます。

鳴くわけでもなく、どこか悲しげな表情は、猫が「捨てられたかも」と誤解をさせてしまうこともあるでしょう。

3.飼い主さんの傍をうろつく

嫌だったことは猫の記憶に残りやすいので、似たような状況になるとソワソワして飼い主さんの傍を離れようとしません。

過去に用事や旅行などで別の場所に預けられたり、長時間の留守番を経験すれば、不安が高まり誤解されやすくなります。

もともと甘えん坊な猫や飼い主さんと過ごす時間が長い猫は分離不安も起こしやすいです。

猫に誤解されないために気をつけたいこと

飼い主を見つめる猫

いつもと変わりのない生活が好きな猫は、突然に環境や生活パターンが変わるとストレスとなり、心身に大きな負担がかかります。「捨てられたかも」と誤解されないためには、猫が不安に感じそうなことを取り除き、普段からひとり時間に慣れておく必要があるでしょう。

猫が飼い主さんと離れている間は少なからずストレスがかかるので、と久々に会えた時はおもちゃでたくさん遊んであげたり、ご褒美のおやつをあげるなどのルールを決めておくと、猫も先の楽しみができるかもしれません。ストレスを感じさせた後のケアは忘れずに行ってあげたいですね。

まとめ

見つめる猫

室内で暮らす猫が頼りにできるのは母猫代わりの飼い主さんのみです。突然に環境が変わったり、ひとりでお留守番する時間が増えたりすれば、大きな不安を感じるのは無理もありません。

猫とずっと一緒にいてあげることは難しいので、日頃から猫との程よい距離感を意識して猫だけで過ごす時間に慣れさせておくと、いざという時にも安心です。

猫としばらく会えない間は必要以上に不安を与えないよう、快適に過ごせる環境を整えてあげたいですね。

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