飼い主さんを尊敬している猫がみせるサイン
1.名前を呼んだり話しかけたりした時に反応する
猫はマイペースな性格をしているので、飼い主さんが名前を呼んでも無視することが少なくありません。そんな猫も、尊敬している相手に呼ばれたり話しかけられたりした場合には、何かしらの反応をすることが多いといわれています。
名前を呼ぶとすぐに飛んでくるというほど従順ではなくても、話しかけた時に耳やしっぽを動かして「聞いてるよ～」と合図を送ってくれるなどの気遣いがあれば、十分に敬意を払ってくれているといえるでしょう。
2.自分から挨拶する
猫も人と同じように、尊敬している相手には自分から積極的に挨拶をしたくなるようです。信頼関係ができている猫同士は、鼻をくっつけてキスをしたり、頭をコツンと軽くぶつけたり、体をスリスリと擦りつけたりすることで挨拶をします。
飼い主さんに対しても、猫は同じような挨拶で敬意を示してくれます。愛猫が自分から挨拶をしてくれるようになったら、良好な関係を築けていると自信を持ってよいでしょう。ぜひ飼い主さんも、声をかけたり体を撫でたりして挨拶を返してあげてくださいね。
3.いつもそばにいようとする
猫は、いつも尊敬している大好きな人のそばにいたいと感じます。尊敬している相手には構ってほしいという気持ちがありますし、一緒にいるだけで安心できるからです。いつも愛猫が飼い主さんのそばに座っていたり、飼い主さんがどこかへ移動する時にあとをついてきたりするのは、尊敬のサインのひとつといえるでしょう。
何か要求がある時だけ近くに寄ってくる猫も少なくないですが、特にして欲しいことがなくても「とにかくそばにいたい！」と思ってくれるのは嬉しいですね。
4.目が合うと逸らす
猫にとって、相手と目を合わせるのはケンカを売っているようなものです。よって信頼している相手や尊敬している相手と目が合ってしまった時は、あえて目を逸らすというのが猫界のマナーなのです。
飼い主さんと目が合った時に、プイッと目を逸らすのは失礼な態度に思えますが、実は敬意があるからこその対応ということですね。
また目を逸らすのではなく、ゆっくりと瞬きをしたり目を細めたりして、「大好き♡」と愛情表現をしてくれることもあります。愛猫と目が合った時は、飼い主さんも瞬きをしたり目を細めたりして、親愛の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。
猫に尊敬されるのはどんな飼い主さん？
猫は自分のお世話をしてくれる人に対して、感謝と尊敬の気持ちを抱きます。愛猫に尊敬される飼い主になりたければ、美味しくて栄養バランスの優れた食事を与え、いつもトイレをキレイに掃除するというように、猫が快適に生活できるようしっかりお世話をしましょう。
トイレが汚れたままの時や新鮮なお水が用意されていないことが多いと、猫をガッカリさせて飼い主さんに対する評価が下がってしまうかもしれません。愛猫がお世話に不満を抱いているようなら、改善の努力をしたいところです。
また猫に敬意を抱き、猫の気持ちを尊重した接し方ができている飼い主さんには、愛猫も同じように敬意を持って接してくれるでしょう。猫が甘えたい時には、その気持ちに応えて満足するまで甘えさせてあげること、そしてひとりでいたい時や機嫌が悪い時には、そのことを察してそっとしておいてあげることが大切です。
構いたい時に構い、忙しい時や疲れている時にはそっけなくするという自分本位な接し方をしていると、猫には尊敬されないどころか軽蔑されてしまうかもしれません。
まとめ
猫の下僕として生きることに、幸せを感じている方もいることと思います。しかし、やはり愛猫には「ただの下僕」と思われるよりも、「いざという時には頼もしくて尊敬できる飼い主さん」と思われたいですよね。
猫は人に対して従順な動物ではないものの、飼い主さんのことを尊敬している場合には、態度で敬意を示してくれます。
「愛猫に見下されているような気がする…」「頼りないと思われていそう…」そう感じている方は、愛猫からの尊敬のサインをみることを目標に、ぜひお世話の仕方や接し方を見直してみてくださいね！