猫を『傷つける』飼い主の絶対NG行動5つ

猫を『傷つける』飼い主の絶対NG行動5つ

猫は繊細で傷つきやすいという一面があるといわれているので、猫を飼っている方は思いやりを持って愛猫に接することが大切です。飼い主さんが軽い気持ちでやっている行動が、猫を深く傷つけているということもあるので注意しましょう。飼い主さんのどのような行動が猫を傷つけてしまうのかを解説します。

猫は繊細で傷つきやすいって本当?

涙目の猫

猫は大げさな感情表現をしないうえに、マイペースに生きている印象があるので、些細なことで傷つくようには思えないという方も多いのではないでしょうか。しかし、実は猫の心はとても繊細で傷つきやすいのです。

少しでも環境が変わると不安を感じ、飼い主さんにそっけない態度をとられると寂しくなり、自分以外の猫の方が可愛がられている時は嫉妬する…。猫も人と同じように、様々なことに感情を動かされながら生きています。

また猫は賢くて、自尊心もある動物です。「どうせ猫には伝わらないだろう」と思って失礼な言動をとっていると、飼い主さんに軽んじられていることを猫が察してショックを受けてしまうかもしれません。愛猫との信頼関係を壊さないためにも、悲しい思いをさせないためにも、日頃から愛猫への言動には注意しましょう。

猫を傷つける飼い主さんの行動

割れたハート

1.暴言を吐いたり、バカにして笑ったりする

猫は知能が高く、人が想像している以上に言葉の意味を理解できています。猫には伝わらないだろうと思って暴言を吐いていると、愛猫のことを深く傷つけてしまうことになりかねないので気をつけてください。なかなか懐いてくれない猫に対して「可愛くない」などと言っていると、いつまでも仲良くなれないでしょう。

また猫は、その場の空気や人の感情を読み取る能力にも長けています。猫がドジな失敗をした時に笑ってしまうことは誰にでもあることですが、猫は自分をバカにして笑っているということを察知できてしまうのです。

飼い主さんとしてはドジな愛猫が可愛いからこそ笑ってしまうのですが、猫のプライドを傷つけるのはよくありません。愛猫との信頼関係を壊さないために、失礼な言動は慎みましょう。

2.甘えた時に無視する

猫は飼い主さんに甘えたくなると、自分から寄ってきて顔を見つめたり体を擦りつけたりして「構ってよ~」というアピールをします。その時に飼い主さんが気づかなかったり、何か他のことに夢中になっていたりして無視すると、愛猫は傷ついてしまうでしょう。

もしも忙しくて今すぐ構ってあげられない場合でも、軽く撫でたり声をかけたりすることは忘れないでくださいね。

3.大切にしているものを勝手に捨てる

猫が気に入っているおもちゃや毛布なども、使っているうちに汚れてボロボロになってしまいます。古いものや壊れているものは処分してしまいたいところですが、大切にしているものを勝手に捨てると愛猫を傷つけることになるためNGです。

ボロボロになった毛布を処分したいのなら、まずは新しい毛布を用意して愛猫に与えてみてください。新しい毛布に愛猫の興味が移って、古い毛布への愛着が薄れてきてから捨てると嫌な思いをさせずにすみますよ。

4.他の猫を贔屓して可愛がる

猫も嫉妬心を持ちあわせているので、飼い主さんが他の猫を贔屓していると傷つきます。多頭飼育している場合は、全ての猫を公平に可愛がることが大切です。

もちろん猫にも個性があるので、甘えん坊な猫とひとりでいるのが好きな猫に同じだけ構うべきだというわけではありません。その子にとっての心地よい距離感を考え、猫ごとに接し方を変えることも必要です。猫によってベストな愛情の注ぎ方は異なりますが、誰かを特別扱いしたりせずに同じだけ愛情を注いであげてくださいね。

5.猫のストレスになるライフスタイルを続ける

人にはそれぞれのライフスタイルがあり、色々な土地を転々としながら暮らしてもOKですし、夜起きて朝眠るという日があってもOKですよね。しかし猫を飼っている場合は、飼い主さんの理想や都合だけではなく、猫にとっての理想の生活を考えなくてはなりません。

たとえば猫は環境の変化に弱いので、引っ越しの多い飼い主さんのもとで暮らしていると大きなストレスがかかってしまいます。また飼い主さんが規則正しさとは無縁の生活をしていると、猫のルーティンも乱れてしまって負担になるでしょう。

仕方がない場合もありますが、必要以上に負担をかけるようなライフスタイルをしていると、愛猫は「大事にされていない」と感じて傷ついてしまうので注意してくださいね。

まとめ

落ち込んでいる猫

対人関係において相手への気遣いを大切にしている方でも、つい愛猫には甘えが出てしまい、優しさや配慮を欠いてしまう瞬間があるのではないでしょうか。猫は人が想像している以上に繊細な一面があるので、飼い主さんは愛猫に対しても気遣いを忘れてはいけません。

愛猫に幸せな日々を過ごしてもらえるように、猫を傷つける言動は慎んで、喜んでもらえることをたくさんしたいですね!

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