猫のライフステージとは?
猫のライフステージは、大きく分けて以下の3つになります。
- 子猫期
- 成猫期
- 高齢期
生後1年までは子猫というのが一般的です。生まれてからのこの1年は成長が早く、特に生後3ヶ月までは目覚ましいものがあります。
1歳を過ぎると成猫と呼ばれます。この頃に子猫用から成猫用フードに切り替えることが多いです。1歳半ほどで人間の20歳くらいに成長し、そこから成長はゆるやかになります。その後は1年で、人間でいえば4歳ずつ年をとっていくことになります。
ただ、猫のライフステージの分け方については、体の成長のみで分類するか、精神的な成長も含めるか等によって異なります。さらに細かく7ヵ月~2歳を青年期、7~10歳を壮年期、11~14歳を高齢期、15歳以上は老猫期という考え方もあります。
また、大型の猫など3~4年かけて成猫になる猫種もあります。その場合はフードの切り替え時期に注意しましょう。
猫の平均寿命は?
2021年の調査では、猫の平均寿命は15.66歳ということです。この平均寿命は年々伸びています。10年前と比較すると、平均寿命は1.30歳延びているのだそうです。理由としては、動物医療の進歩や飼育環境の改善によるものと考えられています。
平均寿命は完全室内飼いか否かでも左右されるようです。完全室内飼いの場合の平均寿命は16.22歳ですが、外に出る猫の場合は13.75歳となっています。これは、外へ出ることで、事故や感染症のリスクが高まるからです。
全体的な平均寿命が延びているのには、近年完全室内飼いの猫が増えていることも理由のひとつといえるでしょう。
猫の最高齢のギネス記録は?
世界で最も長生きだった猫が何歳だったのか、気になりますよね。長生きの猫のギネス記録を保持しているのは、アメリカで暮らしていたクリームパフという名前の猫で、驚くことに38歳まで生きました。同じ飼い主によって同時期に飼われていた猫も、34歳まで生きたのだとか。2匹とも平均寿命をはるかに超えていました。
ギネス記録とまではいかなくても、愛猫には元気で長生きしてほしいですね。それには、どうしたらいいのでしょうか。
愛猫に長生きしてもらうために
猫に元気で長生きしてもらうために必要なこと。その基本はやはり食事です。
毎日のごはんは、良質な「総合栄養食」を与えましょう。総合栄養食は猫の栄養バランスを考えて作られています。それと水があれば、必要な栄養が摂取できるようになっているのです。与える量にも気をつけ、肥満にならないよう注意しましょう。
もちろん、食事だけでなく、適度な運動をすることや、ストレスのかからない環境であることも重要です。
まとめ
人間よりも寿命の短い猫ですが、長生きしてもらうことはできます。そのためにも、猫の年齢を知ってライフステージに合ったお世話をすることはとても大切です。
猫は、子猫の時期も短く、その後も1年に4歳という速さで年齢を重ねていきます。その分、愛猫との1日1日を大切にできたらいいですね。