猫が大好き『レーザーポインター』で遊ぶ時に気を付けるべきこと3つ

猫が大好き『レーザーポインター』で遊ぶ時に気を付けるべきこと3つ

レーザーポインターは、猫の大好きなおもちゃのひとつ。レーザーポインターはもともと、レーザー光線を出すことによって、スライドなどの資料や遠くにある目標物を離れた所から指し示すために使われるものですが、その光の動きに多くの猫が飛びつきます。猫専用のレーザーポインターも販売されているほど。ですが、レーザーポインターで猫と遊ぶためには、いくつか注意点があります。今回は、レーザーポインターで猫と遊ぶ時に気をつけることを解説していきます。

SupervisorImage

記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

1.レーザー光が目に当たらないようにする

猫とレーザー光

まず、レーザーポインターを使う上で最も気をつけるべき点は、レーザー光を猫の目に当てないことです。

この記事で言うレーザーポインターとは、猫と遊ぶ目的で作られたものか室内で画面や資料を指し示すために使われるパワーの小さいものです。火をつけることができたり直視すると失明の危険があるような強力なレーザーポインターは決して猫と遊ぶために使ってはならず、猫の目や皮膚に当ててもいけません。

パワーの小さいレーザーポインターは、レーザーの光が一瞬目に直接当たってしまっても安全なように作られているものもありますが、やはり目に当てない方が良いです。猫もまぶしくて嫌がるでしょう。

レーザーポインターで猫と遊んでいる時は、猫の目に光が直接当たらないように、まずは動かし方を工夫しましょう。

2.光の強さは一番弱くする

レーザーポインター

猫用や資料を指し示すために作られたレーザーポインターであっても、光の強さを調整することができるレーザーポインターであれば、一番弱い光にして猫と遊んだ方がより安全でしょう。

3.達成感もちゃんと与える

光を追いかける猫

レーザーポインターの光の動きは、生粋のハンターである猫の「獲物を狩る」という本能を刺激します。ものすごい勢いで光を追いかけ回しますが、いつまでも捕まえることができない光に対して、ストレスを感じてしまう場合もあります。

そのため、レーザーポインターで遊ぶときは、ときには猫に獲物を捕まえさせて達成感を感じさせてあげることも大切です。

例えば、レーザーポインターで遊んでいる途中で、猫じゃらしに切り替えて捕まえさせたり、猫じゃらしにレーザーポインターの光を当てて、光を捕まえたように錯覚させたり。

せっかくの遊びに対し、いつまで経っても捕まえることができないと、猫がだんだんその遊びをしなくなってしまったりストレスをためてしまうこともあります。ストレス解消のための遊びが、逆にストレスになってしまっては元も子もないため、その辺りもしっかりと工夫すると良いですね。

まとめ

レーザー光を追いかける子猫

獲物を見つけると追いかける習性のある猫にとって、光を素早くあちらこちらと動かすことができるレーザーポインターは、とっても魅力的なおもちゃです。

レーザーポインターを使って遊ぶことに不安を感じる方もいるかもしれませんが、我々飼い主がレーザー光のリスクをしっかりと理解して、猫と遊ぶのに適したポインターを選んであげ、注意点を守って使用すれば、安心して遊ぶことができます。

我々人間にとっても簡単に扱うことができることと、猫の運動不足やストレス解消にも繋がるため、非常に便利なレーザーポインター。猫との生活をより充実させてくれるツールになりますので、まずは安全に使う遊び方についてしっかりと学んでみてください。

スポンサーリンク