『脱走しがちな猫』の特徴5つ!今すぐ飼い主がすべき対策も

『脱走しがちな猫』の特徴5つ!今すぐ飼い主がすべき対策も

猫は基本的に脱走しやすい動物です。しかし同じ家で暮らす猫でも、常に脱走を狙う猫もいれば、扉が開いても外に出ない猫もいます。ここでは「脱走しがちな猫」の特徴をチェックして、愛猫の心理や習性を推察します。

1.好奇心旺盛

キャットタワーを登る猫

好奇心旺盛でやんちゃな猫は、常に新しい刺激を求めています。窓の外に、鳥や蝶が飛んでいたり、犬が歩いていたりすれば、「見たい!知りたい!経験したい!」という衝動にかられ、脱走願望が強くなるのです。

猫は食べ物に弱いので、外の世界に興味が流れているようなときは、おやつを与え、遊んであげ、気分を紛らわしてあげましょう。

2.ストレスを抱えている

イカ耳でにらむ猫

家にストレスを感じている猫も脱走する傾向にあります。たとえば、新しい猫をお迎えした後、もし先住猫が脱走したがるようになったら、ストレスが原因です。

特に臆病な猫に多いのですが、新人猫への警戒心がとけず、自宅の居心地が悪くなっていると推察されます。そんなときにはできるだけ新人猫と顔をあわせないよう、生活圏をわけてみましょう。

このように、猫によってストレスの原因は多種多様です。ストレスが原因で脱走しがちになっているようなら、音やニオイ、模様替えなども含め、住環境を再確認してください。

3.去勢手術前・避妊手術前

鼻キスをする猫

猫が脱走する原因に「発情期」が関係しています。春から夏と秋口に、外で「アオーン」と鳴く猫の声を聞いたことがありませんか?これは猫にとっての求愛行動で、発情期になると猫は本能的に異性をもとめるようになるのです。

このように、室内飼の猫も発情期を迎えると求愛行動のために外に出たがります。特に本能的に縄張り意識の強い雄猫が脱走しがちです。

発情期が脱走の理由なら、対策はシンプル。オスは去勢手術を、メスは避妊手術で解決します。ただし、生まれてから一度でも発情を迎えてしまったら、完全にその記憶をとりのぞくことはできません。成猫になる前のほどよいタイミングで、手術を受けるのがよいでしょう。

4. 元外猫だった

海辺で座る猫

飼猫といっても、生まれたときには既に家がある猫もいれば、元外猫だった猫もいます。前者は外の世界を知らないので、比較的脱走しないかもしれません。

一方、もともと外で暮らしていた猫は、自分の縄張りが外にもあることを認識しています。そのため、家に隔離されているという状態にフラストレーションがたまることもあります。

元外猫の場合、家の中にも楽しいと感じさせるような工夫や、おやつを活用したおもちゃの自作もおすすめ。また外の景色が見えないように、しばらくシャッターを閉めてしまうのも手ですよ。

5. 何度か外の世界を知っている

ジャンプする猫

猫は縄張り意識のある動物です。しかも家から1歩でも出たら、その1歩までは自分の縄張りとなります。

最初はたまたまた外に出ただけでも、それを繰り返すうちに縄張りがどんどん拡大してしまいます。すると「縄張りをパトロールしなくては」という感覚になり、意図的に「脱走」するようになってしまうのです。

猫は抱っこされて移動しただけでも、縄張りと感じてしまうので、安易に猫をお散歩させるのは避けましょう。

まとめ

開いている窓から外を眺める猫

どんなに猫が脱走したくても、物理的に脱走できない環境なら安心ですよね。

玄関に柵をしたり、窓や網戸のストッパー、ベランダにネットを張るなど、脱走しがちな猫のいるご家庭は特に、脱走防止対策を万全にしてください。

また脱走されてしまったときのことを考えて、名前や住所、電話番番号を書いた首輪をつけたり、マイクロチップを装着する方法もありますよ。

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