猫が『口元を舐める』原因5つ!病気の可能性があることも

猫が『口元を舐める』原因5つ!病気の可能性があることも

愛猫が口元をペロペロしているシーンを、目にしたことはありますか?なぜそのような行動をとるのでしょうか?そこにはどんな理由があるのでしょう。気になるその原因を、チェックしてみましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.食後

掃除中の猫

猫が口元をペロペロするタイミングとして、「食後」が挙げられます。食べカスをキレイにしたり、匂いをとったりするために、舐めるのです。

ついでに顔を洗う場合も。その様子がさも満足げに見えるので、「ご飯おいしかったのかな?」と飼い主さんがほっこりする光景かもしれません。

食後に口元をペロペロする場合は掃除しているだけのことが多いので、特に心配する必要はないでしょう。ただ、頻繁に舐めていたら何か異常がある可能性があります。注意してください。

2.緊張している

こちらを向く猫

緊張しているときも、口元を舐める場合があります。相手の出方をうかがっているとき、これやったら怒られるよな〜、と思っているときなど、猫がナーバスになるシーンは数えきれないくらいあるでしょう。そんなときはペロペロして、気持ちを落ち着かせるのです。

筆者宅の猫は、人のご飯が食べたいけれど、でもダメだよね…と思っているときに口元を舐めている気がします。恐らく、心の中で葛藤しているのでしょう。

3.愛情表現

愛情表現

猫が口元を舐めるのは、自分の口元だけとは限りません。飼い主さんの口周りをペロペロする場合もあるのです。それは一体どんなシーンか?

多くの場合、甘えて愛を示したいとき、でしょう。また、何か要求があるときも、舐めることがあるようです。

たとえば、飼い主さんが寝ているけれど、ご飯を用意して欲しいとき。起こすために口元をペロペロして、要求を飲んでもらおうとします。早朝に起こされた経験のある飼い主さんは、少なくないでしょう。

愛猫とのキスは幸せですが、衛生的に問題が起きる場合もあるため、過剰にならないよう注意が必要です。

4.気持ちが悪い

具合の悪そうな猫

猫が吐き気をもよおしているときも、口元を舐める場合があります。気持ちが悪くて、いても立ってもいられないのかもしれません。何もないのに口元をしきりに舐めていたら、もしかしたら吐き気があるのかも?

そんなときの猫は動作が緩慢になったり、ずっと寝ていたりと普段と違う様子が見られるでしょう。異常を感じたら、早めに動物病院へ連れて行ってあげてください。

5.口周りに異常がある

受診

口周りに病気があるため、ペロペロすることも。考えられる原因としては、口内炎や歯周病などです。食欲がなくなったり、口臭がきつくなったりする場合もあります。

もし愛猫が頻繁に口周りをペロペロしていたら、一度口内をチェックしてみましょう。いつもと違うところがあるかもしれません。異常が感じられなくても愛猫の行動がおかしいと思ったら、動物病院の受診をお勧めします。

まとめ

ペロッ

猫が口元を舐める、その理由はさまざまです。どうして舐めているのか、状況やタイミングを見て考えてみてください。もし頻繁にペロペロしているようなら異常がある可能性が高いため、早めに動物病院へ連れて行きましょう。

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