猫が食事中に見せる「マズい」のサイン
1.そもそもフードを口にしない
美味しくないキャットフードを与えると、そもそも猫は一口も食べないということもあります。猫は味というよりもニオイで食べ物の美味しさを判断しているので、ニオイを嗅いだ時点で「マズそう…」「好みに合わない！」と思ったフードは味見すらしてくれないのです。
2.舌を出して「うぇっ」となる
人はマズいものを食べると、吐き気を催して「うぇっ」となってしまいますよね。それは猫も同じのようで、食事中に口を大きく開けて舌を出し「うぇっ」となっていたら「マズい！」というサインと考えられます。
3.食べるのをやめて飼い主さんを見つめる
キャットフードを何口か食べただけでやめたり、ニオイを嗅いだだけで口にしなかったりした後、猫が何か言いたげな表情で飼い主さんをじーっと見つめるケースがあります。これは「このごはんはマズいから、他の美味しいごはんをちょうだい！」というアピールです。
猫が「美味しい」と感じている時の反応は？
猫はグルメなので、マズいものを食べた時には正直に「マズい！」というサインを出します。逆に美味しいものを食べた時には、目を細めてうっとりした表情になったり、ペロリと舌なめずりをしたり、夢中になって完食したりといった反応を見せます。
美味しいごはんを食べることは猫の人生における大きな楽しみなので、愛猫が「美味しい♡」と喜んで完食してくれるフードを用意してあげたいですね。愛猫の食の好みを把握するために、飼い主さんは食事中の様子をよく観察してお気に入りのフードを見極めてください。
もしも今まで美味しそうに食べていたフードに対して、愛猫が「マズい」というサインを見せた場合は、フードが古くなってニオイが悪くなってしまったのかもしれません。
鮮度が落ちたフードは健康にも良くないので、新しいフードを与えて食べるかどうか様子をみましょう。新鮮なフードを与えても食べない場合は、同じフードを食べ続けて飽きてしまった可能性や病気が理由で食欲が落ちている可能性があります。
まとめ
愛猫の毎日の食事は健康を維持できるように、栄養バランスが整っていることや原材料の品質が重要です。しかしそれと同じくらい、愛猫の好みに合っていて「美味しい♡」と感じながら食べられるということも大切なのではないでしょうか。
愛猫にとって食事の時間が毎日の楽しみになるように、マズいごはんではなく美味しいごはんを用意してあげたいですね。
好き嫌いが激しい猫や食への興味が薄い猫には、喜んでペロリと完食してくれるようなフードを探すのに苦戦するかもしれません。基本的に、良質な肉や魚をたっぷり使用しているフードが猫に好まれるので、キャットフードの原材料やタンパク質の割合に注目してフードを選ぶとよいでしょう。
もちろん、主食は栄養バランスの整った「総合栄養食」と書かれているものを選んでください。
またドライフードだけを与えるのではなく、嗜好性の高いウェットフードをトッピングしたり、温めて香りを立ててから与えたりすると猫の食欲増進につながるので、ぜひ試してみてくださいね！