1.明かりがまぶしい
猫が手で顔を覆っているのは、光を遮っていることが考えられます。部屋の明かりがまぶしいのです。
特に蛍光灯の明かりは猫にとってまぶしいと感じるようです。というのは、蛍光灯は人間には気づけませんが点滅を繰り返しています。猫は動体視力に優れているため、その点滅が見えて鬱陶しいのでしょう。
明かりのついていない他の部屋に移動できるようにしておいてあげればいいのですが、それでも明かりのついた部屋から出て行かないことがあります。普段過ごしているお気に入りの場所が落ち着くのでしょう。飼い主のそばにいたいからまぶしいのを我慢しているということも考えられます。
2.周囲がうるさい
猫は聴覚も優れています。そのため、人間がうるさいと感じない音も、猫には不快と感じることがあるのです。
たとえば、猫はよく眠っているように見えても浅い睡眠のことがほとんどです。寝ている時でも、聴力が働いているといいます。これは、野生時代の名残りで、寝ている時も外敵に襲われたらすぐに身を守れるようにです。
うるさくて眠れない時は、うつ伏せになって手で顔を覆うようにして寝ていることが多いでしょう。いわゆる「ごめん寝」と呼ばれている寝方ですね。こうすると、耳が下を向いて音を遮断できるのかもしれません。
3.子猫の気分になっている
もうひとつ、猫が手で顔を覆っている時に考えられるのが、子猫の気分でいるということです。柔らかく温かいものに触れていると安心して甘えたい気分になるのでしょう。
自分の手で顔を覆うこともありますが、毛布やクッションなどに顔をうずめていることもありますね。このような時はそっとしておいてあげて下さい。
飼い主ができる配慮とは
猫が手で顔を覆う理由の多くは、まぶしかったりうるさかったりするためです。人間だって、そのような環境では落ち着けずにストレスを感じてしまいますよね。
キャットハウスやドーム型のベッドを置いてあげるだけでも、猫はその中でリラックスできるでしょう。段ボールなどを利用してもいいでしょう。また、部屋の照明を蛍光灯からLEDに替えるだけでもまぶしさは軽減されるはずです。
猫が顔を覆っている時は、テレビのボリュームを下げるなど、周囲の音にも気をつけてあげて下さいね。
まとめ
猫が手で顔を覆っている恰好はかわいいものです。でもその時、なぜ猫は今顔を覆っているのか、ちょっとだけ考えてみて下さい。
もしその場所が猫に適していない環境だった場合には、すみやかに対処してあげて下さいね。
その結果、安心してリラックスしている愛猫の姿が見られるかもしれません。