猫が「固まってしまう瞬間」とは
私達人間も時々、息を飲むほど衝撃的な場面に出くわし、身動きが取れなくなってしまうようなことがあるかと思います。同じように、猫も驚きのあまり固まってしまうことがあります。
今回は、猫が思わず固まってしまう瞬間を紹介いたします。
1.初めてのおもちゃを見た時
猫は「初めて」が苦手な動物です。野生の世界では危険なものが多く、慎重になってしまうからです。
おもちゃを新調した際も、(何だこれ!? ちょっと怖いな…大丈夫かな?)と不安に襲われてしまい、固まってしまうことも。
飼い主さん的にはじれったいかもしれませんが、慣れるまで見守ってあげましょう。危険がないと分かれば、徐々に接近していきます。
2.初対面の人に遭遇した時
猫はおもちゃだけに留まらず、初対面の人に対しても固まってしまうことが多いでしょう。
初対面の相手に迂闊に近づくのは、危機管理の面でどうしても抵抗があり、一瞬立ちどまってしまうのです。この時猫は、(えっ!? 誰? すごく見つめてきてるけど、もしかして喧嘩売られているのかな?)と考えています。
実は、猫社会において相手の目を凝視する行為は喧嘩を売るという合図。あまり人馴れしていない猫と接する際は、目線を逸らすように心がけましょう。
3.イタズラがバレてしまった
日頃から飼い主さんに禁止されていることをしている最中に、偶然目が合うことがありますよね。そのような時に、猫は一瞬固まってしまいます。
「ひょっとしてバレてる? あの、こ、これはですね…」と、ある意味期待通りの反応をしてくています。
愛猫に自覚がある場合は、「もうバレてるよ」と伝えてあげましょう。強く叱ったり、怒鳴ると怯えてしまいます。
4.本気で驚いている
猫は突然の物音や地震など、本気で驚いている時もフリーズします。これは人間の心境と同じで、ハッとしているのです。
事態を飲み込むことができたり、落ち着いたら普段通りの様子に戻るので大丈夫です。
むしろ、ここで更に人間がオーバーな反応をすると、ますますビックリしてしまうので気をつけましょう。
猫が固まっている時の心理状態
猫が固まってしまった後、まるで機械のような動きをすることがありますよね。実はあのぎこちない行動は、おっかなびっくりだけれど興味があるという心境です。
そこに元々の慎重な性格も相まって、ロボットのような動きが完成してしまうのです。たとえば新しいおもちゃに固まってしまった時などですね。見たことないものと遭遇し、不安で思わず固まってしまったけれど興味もあるのも事実なのです。
いずれにせよ、猫が固まってしまっても、嫌悪感だけではなく興味がある可能性もありますので、その時の状況に応じた対応をしてあげましょう。
まとめ
猫が固まってしまうときの反応は、まるでコントのように面白いですよね。その心理状態、すなわち心境もどこか愛らしいものでした。
そのような場合は大抵、何かに驚いたり戸惑っている時です。ここで更なる刺激を与えてしまうと、対象のものを怖がるようになってしまいます。
状況や気持ちが落ち着けば元通りになるので、猫が固まってしまっていても騒ぐことなく、遠くから静かに見守ってあげましょう。