猫は『ペット保険』に入るべき?メリット・デメリット3つとチェックポイントも解説

猫は『ペット保険』に入るべき?メリット・デメリット3つとチェックポイントも解説

猫が動物病院を受診したとき、「治療費が高い」と思ったことはありませんか? その場合、ペット保険に加入するべきなのでしょうか? 今回は、ペット保険に入るメリットとデメリットをご紹介します。

「ペット保険」のメリット

聴診器を当てられる猫

まずは、「ぺット保険」に加入するべきメリットをご紹介します。

1.治療費の負担が減る

人が病院を受診すると、公的な健康保険があり治療費の一部を払いますが、猫が動物病院を受診した場合は飼い主さんが全額支払うことになります。そのため、もし手術が必要になった場合は、高額な治療費が必要になったり、定期的な通院が必要になると治療費がかさんだりする場合があります。

ペット保険に加入していれば、動物病院に支払う治療費が補償されるため、飼い主さんの負担を軽くすることができるのです。

2.治療の選択肢が増える

治療費の負担が軽くなることで、高度な医療を諦めなくてもよくなる可能性があります。

さらに、豊富な選択肢から愛猫の症状に合った治療を選べるようになるため、怪我をしたり病気になっても安心度が違います。

3.動物病院の受診をためらうことがなくなる

治療費が気がかりで、猫の体調不良を様子見してしまうことがあるかもしれません。しかし、ペット保険によって治療費の負担が軽くなれば、早めに動物病院に猫を連れていけるようになるでしょう。

早期に治療を始められれば、より早い回復が期待できることもあります。

ペット保険のデメリット

コインを見る猫

ではここからは、ペット保険に加入するデメリットを解説します。加入した後に焦らないように、デメリットもきちんと理解した上で検討しましょう。

1.すべての診療が補償されるわけではない

ペット保険に加入しても、動物病院での診療のすべてが補償されるわけではありません。

避妊去勢手術、出産、ワクチン接種、ワクチン接種で予防できる病気、歯科診療、定期検診などは補償対象外となる場合が多いです。

また、ペット保険の種類によっては年間の利用回数や1回あたりの保険金の支払額などに制限があります。

2.年齢とともに保険料が高くなる

ペット保険の保険料は、猫の年齢とともに高くなります。老猫になるとケガをしたり病気にかかりやすくなったりするためです。

ただし、一定の年齢(猫は9歳等)まで上がりきった後に保険料が一律固定になる保険もあります。

3.保険金の請求方法は保険会社によって違う

ペット保険の保険金の請求方法には、窓口精算と直接請求があります。

窓口精算は、対応している動物病院であれば、保険金を差し引いた分の差額のみを動物病院に支払うことができます。直接請求は、一度自分で全額支払ってから、後日必要な書類を揃えて保険会社に保険金を請求する方法です。

知人などから話を聞いて、あまり確認せずに加入してしまうと、思っていた保険内容と違っていたなどというトラブルも。人間の保険同様、昨今はさまざまなペット保険が各社から発売されていますので、ご自身のお財布と相談しながら各社の情報を綿密に調べて、ご自身と愛猫に最適なペット保険を選択する必要があります。

ペット保険を検討する際にチェックしたいポイント

書類の上に座る猫

ペット保険を検討する上で、以下のポイントを確認しながら検討されることをおすすめします。

高額な治療費を自分で払えるか否か

猫の生涯にかかる医療費は、およそ120万円と言われています。もちろん猫によって、これよりも少ない場合もあれば高額になる場合もあります。さらに、多頭飼いの場合は猫の数×120万円と考えるとより判断しやすいかもしれません。

いざという時に猫の治療費を払えるかどうか不安がある、治療費を払えてもその後の通院費や飼い主さんの生活費などに影響があるという方は、ペット保険に加入する必要性があるでしょう。

補償内容と保険料

補償割合、保険金の支払限度額、飼い主さんが支払う免責金額、加入年齢、更新可能年齢などと保険料のバランスを検討しましょう。

保険会社によって様々な商品がありますので、資料請求をしたらこれらのポイントを比較して最適な保険商品を選びましょう。

高度な治療を受けさせたいか

近年、獣医療が進歩して、治療の選択肢が増えています。

猫が病気にかかった時など猫に必要な高度医療を受けさせてあげたいと考えている場合は、ペット保険が役に立つでしょう。

まとめ

お金と猫

今回は、ペット保険に加入するメリットとデメリットをご紹介しました。

これから獣医療がさらに進化し、治療費や手術代等はさらに高額になることも考えられます。

愛猫がもしものときに備えられるよう、一度はペット保険に加入について考えてみてはいかがでしょうか。

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