1.縄張りの安全チェック
![歩く猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/7/f06f13e35e0b153de658c5fc6c1979e3.jpg)
猫が室内をパトロールする理由のひとつが縄張りのチェックです。家猫にとって自分が過ごす室内こそが縄張りです。自分のテリトリー内に異変が生じていないかを毎日こまめにパトロールすることでチェックしているのです。
猫にとって縄張りは、狩場であり身を休めるための場所です。安心して過ごすためにも家の中に徘徊して異常がないか調べている姿は、まるで自宅警備員みたいですね。
2.マーキングの付け直し
![覗き込む猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/9/608f8956ac3fb00740dacaf23d831f28.jpg)
猫は室内の縄張りをチェックすると同時にマーキングも付け直しています。猫の体には自分のフェロモンを分泌する器官が備わっています。家具や床に体をすりすりと擦りつけている仕草が、マーキングを付け直しているときの行動です。
猫にとってマーキングには「この場所は自分のもの」とアピールしている意味合いが含まれます。ちなみに飼い主さんが帰宅したとき、すり寄ってくるのもこのマーキングが目的です。
3.環境の変化に警戒している
![部屋を見渡す猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/4/f82323dad9ac19b9583f441c38ab916a.jpg)
猫は変化に弱い生き物。生活環境が変わるだけでも大きなストレスを抱え込み病気のリスクを高めてしまいます。引っ越しなど住んでいた家を変えることは勿論、模様替えをして室内の内装を変えたときも猫の警戒心は高まります。
いままでの生活環境からの変化に対応すべく、室内を巡って危険性がないかをチェックします。猫を飼っている方が模様替えをするときは一度に大きく変更するのではなく、少しずつ取り組むことを推奨します。
4.病気
![元気がない猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/6/4e59594bde2edf4916bfb5fdcab9e715.jpg)
猫が室内をパトロールする理由に病気が関わるケースも存在します。猫の室内徘徊が増える病気の一つとして泌尿器疾患が挙げられます。尿路結石や膀胱炎など泌尿器に関わる病気を患った猫は痛みや尿の残りを感じ、落ち着きがなくなります。
トイレに行く回数が増えたり、排泄しようとするとき鳴き声をあげているなど異常があれば一度動物病院を受診しましょう。
他にも神経疾患による行動の変化や甲状腺機能亢進症によってホルモンバランスが崩れた結果、落ち着きがなくなり徘徊することが増えることも考えられます。特に模様替えなどをしていないのに飼い猫の徘徊が増えたと感じたときは獣医師に相談してみましょう。
まとめ
![部屋を歩く猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/6/f78c7a1314a76cacf39cb89915369a0b.jpg)
普段何気なく目にしている猫のパトロールですが、猫にとっては安心して過ごすために欠かせないルーチンワークだったりします。そのため猫がパトロールしているときはジャマしないであげましょう。
ただし、危険な場所には入らせないようにする他、パトロールしている様子に異常がないかも併せてチェックしてあげてください。