1.脱走リスクが高まる
猫を散歩に連れていくとき、最も注意が必要なのは脱走です。外には猫にとって未知である物が多く存在します。車が近くを通り過ぎる・他所の犬に吠えられるだけでもビックリして興奮してしまいます。
驚いた拍子にリードの拘束が解かれてしまうと、そのまま脱走してしまい帰ってこれなくなる恐れがあります。猫を散歩させるときはハーネスでしっかり固定し、スポッと抜けないようにしてから連れていきましょう。
2.猫にとっての危険も多い
お家の外には、猫にとって脅威となる存在も多いです。車に轢かれる、マダニやノミに寄生されるリスクなど様々です。中でも注意したいのが野良猫との接触。野良猫は感染症やダニなどのキャリアである可能性が高いです。
万が一、飼い猫が噛まれてしまうと感染してしまう場合があります。猫同士だから近づけてあげようと考えるのは、軽率な行動ですので控えましょう。
3.帰宅後のケアは必須
散歩から猫が帰宅したら、部屋にあげる前にケアをしっかりしてあげましょう。特に足の裏は汚れやすく猫にとって有害な物質も多数付着しています。可能であればしっかり猫用ウェットタオルで全身を拭いてあげてから家に入れてあげましょう。
注意点として、このときアルコール配合のウェットタオルで拭いてはいけません。猫にとってアルコールは有害。下手に摂取すると中毒症状を引き起こす危険があります。猫の体は必ず猫専用のウェットタオルを使用しましょう。
4.いい刺激になる
デメリットが多い猫の散歩ですが、メリットも存在します。散歩に連れ出すことは猫にとっていい刺激となりストレス発散になります。高齢猫の場合、外の風景を見せてあげることが脳内へのいい刺激となり、ボケ対策に繋がるかもしれません。
ただし、外への散歩に行くことを嫌がらない猫に限ります。外に対して怯えている猫を無理に散歩へ連れだしてもストレスが増えるだけなので注意しましょう。
まとめ
基本的に猫を散歩に連れ出すのはデメリットの方が多く、疑問視する声も多いです。その一方、元々外で暮らしていた猫などの場合は、散歩がいいストレス発散に繋がることもあります。
またハーネス着用を習慣化しておくと猫と一緒に避難するときなど装着に手間取らずに済みます。猫を散歩に連れていくときは、獣医師などの意見を聞いてから必要かどうかを検討してみましょう。