1.身を隠したいから
猫は狭い場所が好きです。野生時代の名残りで、外敵から身を隠せる狭い場所が安心するのだそうです。カーテンの裏は、まさに猫が1匹隠れるのにちょうどよいスペースなのです。
猫は何かに驚いたり、警戒している時にもカーテンの裏に隠れることがあります。すっぽりと体を覆ってくれるカーテンの裏は猫にとって居心地がよいのでしょう。とっさに入りこむのにも、隠れやすい場所です。
猫は一生懸命隠れているつもりでも、しっぽが見えていたり、影がうつっていることもあり、思わず笑ってしまいます。
2.遊ぶのに好都合だから
猫は狩りの際、身を隠して待ち伏せし、獲物が近づいたら一気に飛びかかることがあります。そんな狩りの真似事で、カーテンの裏に隠れて獲物が来るのを待ち構えているのです。
獲物といっても、室内では小鳥やネズミもいないでしょうから、相手は飼い主や同居猫になりますね。知らずにカーテンに近づいたら猫が飛び出してきてびっくりした経験があるのではないでしょうか。そんなとき、猫は狩りの模倣をして、遊びを楽しんでいるのです。
また、カーテンが風に揺れていると、それが面白くてじゃれたり登ったりすることもありますね。
3.外を見ているだけ
猫がカーテンの裏にいるのは、窓から外を見ているからです。窓から見える小鳥や昆虫などに興味を持って見ているのです。
またそれだけではなく、窓から見える範囲をパトロールしていることもあります。猫は縄張り意識の高い動物で、自分の縄張りを見回る習性があるのです。
室内飼いの猫は、部屋の中が自分の縄張りになっていますが、中だけでなく、窓から見える範囲も縄張りとして異常がないか見張っています。
4.日向ぼっこをしているから
猫は暖かな日向が好きです。肌寒い日は、日向で気持ちよさそうに寝ている姿を見かけますね。カーテンの裏にいるのも、日向ぼっこをしていることが考えられます。
猫にとって日向ぼっこは、ただ暖かいだけでなく、大切な意味を持ちます。日光は猫の被毛の健康状態を保ってくれたり、精神状態を安定させる効果が期待できるのです。
他にも、太陽の位置を感じることで、体内時計を調節しているともいわれています。
まとめ
カーテンの裏が好きな猫は、そこで眠りこんでしまうこともしばしば。日の当たる窓辺で気をつけたいのは熱中症です。猫がいるカーテンの裏に日が当たっていたら、暑すぎないか注意してあげて下さいね。
また、窓の鍵がかかっていなかったり、網戸になっていると脱走や落下の危険性もあります。カーテン裏にいると思ったら、いつの間にか外に出ていたなんてことのないように気をつけましょう。