「ひとりになりたい時」に見せる行動とは
猫は元々単独で生活する動物なので、人間と一緒に暮らしていてもひとりになりたい瞬間が必ず訪れます。それに気づかずタイミング悪く構ってしまい、愛猫の逆鱗に触れることは避けなくてはいけません。
そこで今回は、猫が「ひとりになりたい時」にみせる行動について紹介いたします。ぜひ愛猫のご機嫌を損ねないようにしてくださいね。
1.飼い主さんを無視する
飼い主さんに呼ばれても振り向かず、無視をすることがあるでしょう。
こういう時は大抵、ひとりの時間を満喫中です。しつこくせずに、そっとしておきましょう。
2.近づくと去っていく
愛猫に接近した途端にその場から去ってしまうのも「今は構わないで」というメッセージが込められた行動になります。
こんなときもあえて追うことはせず、やはり好きにさせてあげてください。
3.イカ耳になる、しっぽを激しく振る
猫の「ひとりになりたい」というサインは、イカ耳やしっぽの激しい動きとして目にすることができます。
これらの行動は、無理やり撫でようとすると攻撃される可能性が高いサインでもあります。
お互いに嫌な思いをしないためにも、猫のこれらの行動を目にしたら、むやみに接近することは控えてください。
4.何かに熱中している
おもちゃでひとり遊びを楽しんでいたり、窓越しの観察を熱心にしているなど、猫も何かに熱中することがあります。
飼い主さんとしては、楽しさを共有したいという気持ちが強くなる瞬間かもしれませんね。それでもここは、ぐっと堪えてください。
猫が自分の世界観に浸っている時なので、邪魔をしないことが大切なのです。
5.高い場所や狭い場所に隠れる
飼い主さんの手が届かない場所に隠れるのも、やはり猫がひとりになりたい時の行動です。
高い場所は周囲を見張るには絶好の場所ですし、狭い場所は本能的に落ち着いて休める場所。後でフロアに降りてきて、いつも通りの行動を取っている分には問題ありません。ひとりにさせて置いてあげましょう。
ただし、食事もトイレもせずに隠れたままうずくまっているようであれば要注意です。怪我や体調不良を抱えている可能性があります。そのような時は一度確認してみてください。
「触れると痛がる部位がある」「まる1日排尿がない」「嘔吐の痕跡(毛玉以外)がある」などの症状があれば、すみやかに動物病院で診察してもらいましょう。
結構あざとい!?猫の「構って」アピール
ここまでは、猫がひとりになりたい時にみせる行動を紹介してきました。
逆に、「構って欲しい!」という時にみせる行動には以下のようなものがあります。
- 飼い主さんを見つめて鳴く
- 足元にまとわりつく
- 飼い主さんを追ってくる
- おもちゃを持ってくる
- 目の前でゴロンと寝転がる
猫にこれらの行動が見られたら、ほんの数分で構わないので撫でたり遊んだりしてあげましょう。
子猫の場合は寝落ちするまで遊んであげれば、しばらく睡眠状態に入りますので、子猫にしつこく邪魔をされた場合は、逆転の発想で眠るまで遊ばせることも効果的です。
まとめ
愛猫自身が何かに熱中している時や、なんとなく飼い主さんを避けているような行動は「ひとりになりたい」という気持ちの表れでした。
このような行動が見られた時は、愛猫の気持ちを尊重することが大切です。
ただし、いつもとは違う異変を感じた際は放っておかず、「痛みを抱えていないか」「食事や排泄ができているか」「嘔吐を繰り返した痕跡がないか」などを確認してください。
飼い主さんへの信頼度をアップさせるためにも、「今は絶対に構わないで」という愛猫のサインに気づき、愛猫が本当に構ってほしいタイミングでスキンシップを取ってあげられるように心がけましょう。