猫に『トラブル』を持ち込む飼い主の行動4つ

猫に『トラブル』を持ち込む飼い主の行動4つ

猫との暮らしの中で、人間が良いと思っていても、猫にとっては問題になってしまうことがあります。猫に健康的で自由な生活をしてもらうためにも、定期的に自分の行動を振り返ってみることも大切です。それでは見ていきましょう。

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記事の監修

日本では獣医師。世界では旅人。”旅する獣医師”として世界各国を巡り、海外で見てきた”動物と人との共生の様子”を、執筆や写真展を通して皆さんと共有する活動をしています。

1.タバコを吸う習慣がある

喫煙をする男性と猫

タバコを吸っている人は、確実に猫へ悪影響を与えているでしょう。

人間に対して問題のある喫煙は、猫にとっても勿論大きな問題を引き起こします。二次的な副流煙だけではなく、被毛についたタバコ成分をグルーミング最中に舐めて体内に取り込むため、人間以上に影響を受けてしまいます。

他のところで吸ったとしても洋服や髪の毛にタバコが付着しているので、そのまま帰宅してはいけません。タバコは、誰にとっても「百害あって一利なし」なのです。

2.大きな音を立てやすい

怖がっている猫

家の中で大きな音を出す人は、猫にストレスを与えてしまいます。

ドアの開け閉め、歩く時の音、話す声などが大きいと猫にとって家の中が落ち着ける場所にはなりません。猫の聴力は人間の何倍もあり、小さな虫の歩く音や飛ぶ音も聞こえると考えられています。

3.部屋の掃除をしない

汚い部屋の猫

部屋を綺麗にする習慣のない人も、猫を危険な目に合わせてしまいます。

まずは、落ちているものの誤飲がありえます。猫が口に含むとトラブルを起こしてしまうものにひも類、布類、ビニールの袋、猫にとって危険な食べ物の残りや薬などがあります。

勿論、部屋の埃が溜まり過ぎてアレルギーを起こすこともあります。部屋が汚ないと、誤飲や誤食だけではなくストレスにもなります。

4.猫の存在を無視する

猫の存在を無視する女性

一緒に暮らす猫の存在や意思を無視すると、猫にとって居心地良い空間となりません。

猫は野生の心を持っていますが、厳密にはイエネコという家畜化された種類であり、家庭内では人間のお世話を必要としています。飼い主は家族として迎え、可能な限り心を通わせることが大切です。ストレスを溜めるとトイレ以外で粗相をするなど問題行動を起こしてしまう可能性もあります。

猫が近寄ってきた時、すれ違った時、目が合った時には必ず、声かけやアイコンタクトなど、猫とコミュニケーションをとってくださいね。撫でられるのが好きな猫ちゃんは、近寄ってきてくれた時に撫でるなど、性格に合わせたコミュニケーションが必要です。

まとめ

汚ない部屋にいる猫

猫に『トラブル』を持ち込む飼い主の行動4つについてお伝えいたしました。

一緒に暮らす人間の行動を猫が止めることはできません。しかし、私たち自身が行動を変えることはできます。

猫の幸せは、私たち人間の幸せと直結しています。猫が幸福を感じてくれるような生活スタイルをいつまでも維持できるようにしたいですね。

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