1.窓の近く
猫トイレの臭いが気になり、換気がいい窓近くを置き場所として選ぶ方は少なくありません。しかし、窓近くは冬の季節になると寒さを感じやすい場所。断熱性能の高い家で、窓際でも寒さを感じないのであれば問題ないでしょうが、トイレ周りが寒いと、猫はトイレに行くのが億劫になり我慢してしまうこともあるかもしれません。
2.玄関
置き場所がないからと、玄関に猫トイレを置いている方も少なくありません。しかし、玄関も窓同様、冷たい風が入り込みやすい位置でもあります。また、玄関は人通りが多いところもネック。猫が落ち着いて排泄しにくいかもしれません。
また、排泄中にドアが開くとビックリしてしまい、そのまま脱走してしまったりそのトイレを使うのを敬遠する可能性も捨てきれません。玄関先も猫トイレの置き場所としてはデメリットがあるといえます。
3.洗濯機の横
ご家庭にもよりますが、洗面所の床材は撥水性のものが使われていることが多いです。そのため、猫トイレも管理しやすいと洗面所を猫トイレの置き場所に選ばれる飼い主さんも少なくありません。しかし、洗面所には、洗濯機が置かれることも多いです。
猫の中には洗濯機の稼働音にビックリして、落ち着いて排泄できないと不満を覚えたり使いたがらない子もいるでしょう。最近では静音タイプの洗濯機も開発されていますが、それでも稼働中は音や振動があります。
できることなら洗面所も、猫のメインのトイレの置き場所としては避けた方が無難かもしれません。
4.クローゼット・押し入れ
猫トイレには当然排泄物が存在するため、部屋の景観が悪くなりがち。特に食事をとる場所だと、猫の排泄物が見えたり臭ってしまうのは悩み物です。そうした景観や臭い対策として、使っていないクローゼットや押入れを猫トイレの置き場として選ばれる方もいらっしゃいますが、これは好ましくない場合があります。
クローゼット内に排泄物の臭いが充満・染みついてしまう恐れがあります。また換気も極めて悪いためカビや細菌の温床になる恐れも。人間にとっても、猫にとっても好ましくないためクローゼットや押入れなど換気が悪い環境は避けましょう。
まず、クローゼットや押し入れ内は換気が悪いことが多いために排泄物の臭いが充満したり染みついてしまう恐れがあります。次に、扉を開け放したクローゼットであれば問題ないかもしれませんが、押し入れは天井が低く圧迫感を与えます。猫は基本的に、周りが見渡せる場所で排泄することを好むため、圧迫感のある場所にトイレがあるのを嫌がるかもしれません。
まとめ
今回、猫トイレのNGな置き場所を解説しましたが、逆におすすめしたいのがリビング(猫が主に生活する部屋)の隅です。人の出入りが少ない場所ですし、人間が過ごす空間であるため、寒くなりにくかったり換気もされやすいでしょう。
また、飼い主さんの目が届く位置に猫トイレを置くことで排泄状況を把握しやすくなり、汚れたらすぐに掃除をしてあげることもできます。猫にとって、良いトイレ環境が整っているかどうかは、健康を左右する大事な要素。この機会に愛猫のトイレ環境を見直してみてはいかがでしょうか。