1.状況を判断しない
愛猫が今、どのような状況にいるのかを判断することは大切です。ただ単に飼い主さんの手が届かないほどの高い場所に登ってしまったのか、それとも狭いスキマにハマってしまったのかなどを全く気にしないのは、NGでしょう。
愛猫が危機的状況にないかをまず、確認しましょう。その上で、対応を決めてください。
もしケガや病気で動けないのなら、どうにか捕まえて動物病院を受診する必要があるでしょう。挟まってしまっているのなら、救い出さなければいけません。しっかりと愛猫が置かれている状況を、判断してください。
2.ムリに動かそうとする
愛猫が手の届かないような僻地から動かないのは、何か理由があるのかもしれません。なぜそのようなところにいるのか、考えてみましょう。
何かストレスを感じるものがあるのかもしれませんし、具合がよくないのかもしれません。ストレスがあるのであれば、その原因を取り除けば、自然に出てくるでしょう。具合がよくない場合は、おやつで釣るなどして負担をかけない形で出てきて貰ってください。
狭い場所にハマって抜け出せないという場合もあります。そうであればムリに動かすのは危険でしょう。安全に救出できる方法を考えてから、動かさなければいけません。
いずれにせよ、ムリに動かそうとすると愛猫に負担をかけてしまいます。気をつけてあげてください。
3.放置
出てこないからと、全く放置しておくのも問題です。なぜ出てこないのか、危険にあっていないかなど、考えてあげてください。
もしかしたら、飼い主さんに構って欲しいだけの場合もあります。何度か働きかけをしたけれど無視されてしまったので、拗ねているのかもしれません。その場合は優しく声かけをし、歩み寄る姿勢を見せればきっと機嫌を直してくれるでしょう。
猫は放っておいて欲しいと思うときもあるようですが、全く放置されるのもよしとはしません。もし愛猫が動かない場合でも、関心を持ってあげてください。
4.大声で呼ぶ
愛猫を動かそうと、大声で呼ぶのはよくありません。怯えてしまい、余計に動かなくなる可能性が高いです。声をかけるのであれば怖がらせないように、高めの優しい声で話しかけてあげてください。
愛猫が顔を出したら、おやつなどで呼び寄せるのもよいでしょう。その場合、匂いが強めのものを使うと有効です。猫の鼻に届きやすいためです。
美味しそうな匂いにつられて近づいてきたら、優しく捕獲してあげると、安全に動かせるでしょう。
手の届かない場所をなくそう!
愛猫が飼い主さんの手の届かない場所から動かないという事態を避けるためには、手が届かない場所を作らない、という方法が有効です。
高いところに登ってしまいそうなら、バリケードを設けるとよいかもしれません。また奥深く入り込んでしまいそうなスキマには、タオルなどを詰めてフタをしましょう。これは、愛猫の安全を守るためでもあるのです。
その分、キャットタワーやトンネルなど、危険なく遊べる場所を用意してあげましょう。そうすれば、愛猫の楽しみを奪うことなく、安全を確保できます。
まとめ
いつも側にいるのに、急に手が届かない場所に行ってしまうと、愛猫の存在が遠く感じられてしまうでしょう。ですが、慌てる必要はありません。冷静に状況を判断し、愛猫が自ら出てくるように、促せばよいのです。
そうすれば負担をかけずに、感動の再会を果たすことができるでしょう!