1.環境を整える
まずは子猫と暮らすための環境整備が必要です。子猫のご飯を入れてあげる食器、給水器、猫用トイレ、爪とぎなど一般的に必要とされる物は迎え入れ時から用意しておきましょう。
特に意識してあげたいのはフードです。子猫は噛む力が弱く消化機能も未発達な一方で、必要とするカロリーは成猫よりも高いです。市販で販売されている子猫用フードは、噛みやすい小粒サイズで栄養バランスも考慮されているため、チェックしておくことをおすすめします。
ただし、猫は急にフードが変わるとストレスを感じます。最初の期間はブリーダーさんやペットショップ、保護猫ボランティア団体などで与えられていた物と同じフードを用意してあげましょう。
2.かまいすぎない
自宅に迎え入れられた直後の子猫は非常に緊張し怯えている状態です。可愛くてついついかまいがちですが、環境に慣れるまではそっとしておいてあげましょう。子猫にとって室内を探検することも環境の安全性も確認するために必要な行動です。
とはいえ、放置していいわけではありません。何かトラブルが起きないか気を配りつつも、探検を止めたりしないであげましょう。
3.危険なものは片付ける
子猫を迎え入れたとき、危険そうな物は環境から取り除きましょう。注意すべき物として倒れたら危ない不安定な家具や紐など誤飲しやすい糸状の物体が挙げられます。
室内にジョイントマットを敷いている場合も注意が必要です。子猫の時期は噛み癖があり、ジョイントマットを噛み千切って飲み込む恐れがあります。猫は誤飲誤食をしやすい生き物。
好奇心旺盛な子猫は危険な行動をすることがあるため、事前に取り除いておいてあげましょう。
4.先住猫がいる場合
既に家庭内に先住猫がいる場合も注意が必要です。本来、猫は単独行動を好む生き物。突然、新しい家族が家に迎え入れられると自分のなわばりや大事な飼い主さんを奪われてしまうのではないかと警戒し、子猫を攻撃してしまう可能性があります。
不適切なお迎えをしてしまうと、先住猫、子猫どちらにも大きな負担を与えてしまいます。時間をかけながら少しずつ慣れさせていき、初めの頃はケージ越しで対面させてあげましょう。
まとめ
子猫は生まれたばかりで体の機能が未発達。成猫よりもフード選びと与え方には気を配ってあげる必要があります。また、社会化形成も完了していないため甘噛みやイタズラなども多いです。成猫よりも飼い主さんの負担は大きいですが、そのぶん日に日に育っていく可愛さもあります。
子猫と暮らし始めるときは、念入りに準備を整えてからお迎えしてあげてください。