猫からリアクションを得るのは難しい?
猫は気まぐれなので、飼い主さんが名前を呼んだり話しかけたりしても、振り向いてくれないことが多いですよね。よく見ると耳やしっぽを軽く動かして「聞いてるよ~」と合図を送ってくれていることもありますが、わざわざ振り向いたり飼い主さんのそばに移動したりするのは面倒臭いというのが猫の本音のようです。
そんなそっけない態度も猫の魅力のひとつではあるものの、飼い主さんはもっと愛猫からのリアクションが欲しいと思っているのではないでしょうか?実は多くの猫が簡単に振り向く、魔法のような言葉が存在します。
愛猫にリアクションして欲しい時や、興味を引いてそばに寄ってきて欲しい時には、ぜひ魔法の言葉を唱えてみましょう♪
猫が振り向く魔法の言葉
1.おやつ
猫に振り向いてもらうには、猫の好きなものを言葉にするのが最も効果的な方法です。とにかくおやつが大好きで、おやつを食べるのが毎日の楽しみだという猫は多いですよね。
「おやつ」と言う、もしくは「ちゅ~る」のように愛猫のお気に入りのおやつの名前を言うと、愛猫がキラキラと目を輝かせながら振り向いてくれることでしょう。「おやつ」と聞くや否や、ものすごいスピードで飼い主さんのもとに駆けつける猫もいます。
2.ごはん
猫にとって、美味しいごはんを食べることも生きがいのひとつです。飼い主さんが「ごはん」と言うと、喜んで振り向く猫が多いようですよ。
また猫は食べることに関してはかなりの単語を覚えているので、「ささみ」や「鮭」のように愛猫の好きな食べものを言うことで、リアクションが得られるケースもあります。色々な食べものの名前を聞かせてみて、振り向くかどうかで愛猫の好き嫌いを判断できるかもしれませんね。
3.褒め言葉
ツンデレな猫も飼い主さんに褒められると嬉しい気持ちになるようで、「可愛い♡」などの褒め言葉にはリアクションを返してくれると期待できます。「キレイだね」「カッコイイね」「いい子だね」などと伝えると、「わたしのことを言ってるんでしょ?」「ぼくを褒めているんだよね!」と誇らしげに振り向いてくれるでしょう。
飼い主さんも愛猫もお互いが幸せな気持ちになれるので、褒め言葉は積極的に口にしながら過ごしたいですね。
4.苦手なもの
猫の好きなものや嬉しく感じる言葉だけでなく、猫が苦手なものを言葉にしてもリアクションを引き出せる可能性が高いです。「病院」「お風呂」「お留守番」などの言葉には、猫も警戒して思わず振り向いてしまうのですね。
とはいえ病院に連れて行かなくてはならない時に、「病院」という言葉に反応して、愛猫が逃げたり隠れたりしてしまうと困りますよね。猫を警戒させる言葉は、警戒されたくない時にうっかり口にしないように注意しましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:モリー♀ / 8歳 / ヒマラヤン / 3.6kg
名前を呼んでも振り向いてくれない猫でも、食べものに関する言葉や褒め言葉を聞くと、振り向いたり飼い主さんのそばに近寄ってきたりすることが多いです。「病院」などの猫が苦手なものを言葉にしてもリアクションを得られますが、猫を不安にさせてしまうのでむやみに口にすることはおすすめできません。
また「おやつ」「ごはん」などの言葉も、おやつやごはんの時間でないのに愛猫の気を引くためだけに言うのはNGです。猫は「おやつをくれるの?」「ごはんの時間なんだね!」と期待しているからこそ振り向くのですから、期待だけさせて何もあげないのでは愛猫をガッカリさせてしまいます。
日常会話の中でうっかり愛猫の大好物を言葉にしてしまい、愛猫が期待に満ちた眼差しで見つめてきた場合には、魔法の言葉を唱えた責任を取って大好物を食べさせてあげてくださいね。もちろん、食べ過ぎには要注意ですよ!