猫にノミがつく原因と対策
![頭をかく猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/2/e2f33d89758d7b77f36dbb6558003811.jpg)
たとえ完全室内飼いをしていたとしても、ノミが猫に寄生してしまう可能性は十分にあるため油断してはなりません。
そこで今回は、「猫にノミがつく理由と対策」について解説をしてまいります。日頃の生活の中でどんな点に注意しながらノミ予防をすればよいのかを解説しますので、参考にしていただけたら幸いです。
1.人間が外から持ち込んでいる
![玄関の猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/7/070017bdb450242473a6e66f9a74c858.jpg)
よくある事例として挙げられるのが、飼い主さん自身も気がつかない間に人間がノミを家の中へ持ち込んでいるケースです。
外に着ていった上着や靴や服、カバン、帽子などにいつの間にかノミがついており、それが猫の体へと寄生してしまう可能性があるのです。
このような事態が起こるかどうかは飼い主さんがどこに出かけたかにもよりますが、人間が家の中にノミを持ち込むのを防ぐためには、ノミが潜んでいそうな草むらや山などに行った後はそのままの恰好でくつろいだり猫と触れ合うのは避け、衣類などはできるだけすぐに洗濯をしましょう。
洗濯しない(できない)ものは猫の手が届かない場所に保管しましょう。ただし、これらのことを心掛けても家の中に持ち込まれたノミが移動して繁殖したり猫に寄生したりする可能性は残りますので、後でご紹介するように家の中を清潔に保ったり猫のノミ予防を行うことも重要です。
2.同居している犬が持ち込んでいる
![寄り添って眠る犬と猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/0/2072bbc361f67f31c29f1a65f913645c.jpg)
猫と一緒に犬も飼っている場合、犬の散歩中についたノミが室内に持ち込まれてしまうケースもあります。
犬のノミ予防や室内のノミ駆除をきちんと行う必要があります。散歩が終わった後はブラッシングをしてから犬を室内に上がらせるようにするとより良いかもしれませんが、それだけではやはりノミを家の中に持ち込んでしまう可能性は残ります。
3.清掃を怠ったため
![掃除中のソファにいる猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/8/6c2046c95cd1f2155bd30d107f9031fd.jpg)
どんなに気をつけていたとしても、外からノミが家の中に持ち込まれてしまう可能性はあります。持ち込んでしまうノミは成虫だけではなく、卵やさなぎのこともあります。室内の掃除を怠ってしまうと、家の中にノミが好む環境が整ってしまったり、外から持ち込まれたり家の中で生まれた卵や幼虫、さなぎが駆除されずに生き続け成虫となる可能性が増えるため気をつけなくてはなりません。
特にソファーやベッド、クッション、カーペットなどの場所はノミの幼虫が好むため、毎日こまめに掃除をして、万が一ノミがいてもできるだけ駆除できるよう、また清潔な状態を保ってノミが好む環境をなくすようにしましょう。
また、布団やクッションなどを天日干しするのもノミを駆除するのに効果的かもしれません。ノミは60℃以上で死んでしまうと言われていますので、アイロンや乾燥機を使うのも有効でしょう。
まとめ
![かゆそうな猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/1/f35da7cf17d7b60f05c87d536e3d906c.jpg)
人間や同居犬のせいで、完全室内飼いの猫にもノミがついてしまう可能性が十分にあります。また、室内であれば冬でもノミが生き続けたり繁殖することができますので、飼い主は愛猫のためにも一年中ノミに対して注意を払う必要があります。
また、猫にノミやダニがついてしまったら駆除薬を使う必要がありますが、完全室内飼いの猫でも飼い主家族のライフスタイルや同居動物によっては、通年でノミ予防を行うことが理想となります。