1.甘えたい
猫が甘えたいときは、喉をゴロゴロ鳴らす、毛布など柔らかいものを前足で交互に踏む「フミフミ」をします。この仕草は子猫が母猫の母乳を飲む時にしているため、赤ちゃん返りの一種と言われています。
フミフミは、母猫と早くに離れてしまった猫がすることが多いと言われています。成猫になっても、母猫のようにお世話をしてくれる飼い主さんに甘える時は子猫のようになってしまうのです。
2.眠い
喉をゴロゴロ鳴らす、フミフミ、布を吸う仕草は猫が眠くなったときに見られます。
布を吸う仕草はフミフミと一緒にすることが多く、毛布などの柔らかいものをチュパチュパと吸いながらフミフミをします。子猫の頃に十分に母猫の母乳を与えてもらえなかった猫がすることが多いと言われています。
母猫を思い出しながら眠りにつく姿は可愛らしいですが、理由を知ると少し切なく見えますよね。
3.環境の変化によるストレス
新入り猫が来た、家族構成の変化など、生活環境が変わったストレスから猫が赤ちゃん返りをすることがあります。飼い主さんの愛情を独り占めしていたのに、新入り猫や赤ちゃんのお世話などで飼い主さんに構ってもらえる時間が少なくなったことがきっかけで赤ちゃん返りをすることがあるのです。
- イタズラが増える
- 機嫌が悪い
- 長く鳴く
- 拗ねる
- 威嚇をする
- 粗相をする
このような赤ちゃん返りの行動が見られます。猫は今までと違う状況に不安を感じています。
このような様子が愛猫に見られたら、猫とふたりだけの時間を作る、猫と遊ぶ時間を増やすなどしてあげましょう。
4.老化
猫が9~10歳くらいになると、赤ちゃん返りのような行動をとることがあるのです。老猫が飼い主さんから離れなかったり、今までよりも甘えるようになったりします。
猫が年をとると、体に痛みが出たり体の衰えで今までのように動けなくなったりします。それによって猫が不安を感じているため飼い主さんに頼りたくなるのです。
猫が何をしてほしくて甘えているのかを考えたり、病気が隠れていないかチェックしたりしてあげましょう。
まとめ
子猫がする仕草を大人の猫もすることがあります。甘えたい時や眠い時は赤ちゃん返りをしてしまうのです。
環境の変化で飼い主さんに甘えられずストレスを感じている時や、老化によっても赤ちゃん返りをすることがあります。
赤ちゃん返りの行動や状況から猫が訴えたいことを考えたり、病気が隠れていないかチェックしたりしてあげましょう。