赤ちゃんと猫の同居は危険がたくさん!?
赤ちゃんも猫も、大人の人間に比べると判断力も危うく、やって良い事と悪い事の区別がつかないことも多々あります。その結果、赤ちゃんと猫が思わぬトラブルを生み出してしまうことも…。
大切な家族の一員である赤ちゃんと猫が安全に、そして健康に過ごすためにもトラブルの原因となりえることは未然に防ぐのがベストといえます。
そこで今回は、赤ちゃんと猫の間で起こりがちなトラブルや危険について解説してまいります。危険を回避するための対策についても紹介していくので、猫と赤ちゃんがいるご家庭の参考になれば幸いです。
1.猫が赤ちゃんに危害を加える可能性
猫の機嫌が悪い時などにうっかり赤ちゃんが猫に近づいてしまい、噛みつかれたり引っ掻かれたというケースはよく起こりやすい事故のひとつといえます。
なかには、どんなに機嫌が悪くても全く動じず、手を出してこない猫もいますがそうじゃない場合も多々あるので注意しなくてはなりません。
普段は人に手を出すことのない猫でも、赤ちゃんの急な動きに驚いて、反射的に噛んだり引っ掻いたりする可能性はあります。
赤ちゃんは成人に比べるとまだまだ免疫力も弱いです。猫から受けたひっかき傷や噛まれた痕が原因で雑菌が入り、そこから病気を発症するリスクもあります。
そのため、このような猫からの攻撃を赤ちゃんが受けないためにも「猫と赤ちゃんの接触時は必ず親が見張っておく」「猫の機嫌が悪い時は、猫と赤ちゃんを別室にする」などの対策をとるようにしましょう。
2.赤ちゃんが猫に危害を加える可能性
反対に、赤ちゃんが猫に危害を加える可能性も十分にあります。
赤ちゃんが猫のしっぽを掴んで引っ張ったり、叩いたり…といった行為に出てしまい、猫が大きなダメージやストレスを負ってしまうリスクもあるのです。
また、直接的な危害でなくとも、赤ちゃんのおもちゃに興味を持ち、遊んでいるうちに誤飲や怪我をしてしまう、という可能性も・・・
このような行動を防ぐためにも、やはり猫と赤ちゃんの接触時は両者を見張っておくのが絶対といえるでしょう。
3. 嫉妬や寂しさによる猫の精神的ストレス
お互いに危害を加えなかったとしても、猫が勝手に赤ちゃんに対して嫉妬をし、精神的にストレスを抱え込む可能性もあります。
赤ちゃんは常に目が離せない存在です。それゆえ、どんな時も赤ちゃんにつきっきり、という親がほとんどだと思います。
しかし、赤ちゃんに構ってばかりの飼い主さんの姿を見て「自分には全く構ってくれずに赤ちゃんばかり構っている」と嫉妬する猫もいるようです。
もちろん赤ちゃんのお世話も非常に大切ですが、猫に構ってあげる時間もなるべくとれるように工夫しましょう。
まとめ
猫と赤ちゃん、どちらも悪気は全くなくても、思わぬトラブルを生み出してしまうことがあります。
そのような危険を防ぐためにも、両者の親である飼い主さんがしっかりと両者の状況や行動を観察・把握し、赤ちゃんも猫も問題なく過ごせるように配慮してあげるのが好ましいといえるでしょう。