1.最期まで面倒をみる
猫を飼う上でまず大事なのが、「最期まで面倒をみる覚悟」ではないでしょうか。何か気に入らないことがあったから、とすぐに捨てるのはしてはいけないことですし、犯罪でもあります。その小さな命が天に還るまで、面倒をみるのが飼い主さんの役目です。
何があっても最期まで、という覚悟が必要になります。猫の寿命は平均約15年といわれています。その間、猫が病気をするかもしれませんし、飼い主さん側の生活の変化もあるでしょう。でも、どんな状況でも手放すことなく、飼い続けなければいけないのです。
万が一、どうしても飼えなくなってしまったときは、次に大切にしてくれる飼い主さんを探すのも、飼い主さんの勤めです。
2.猫のために生活を変える
猫を飼うと、生活を変えなければいけないことがあります。例えば、長期間の旅行などはしづらくなる可能性があります。
猫だけを何日間も家に置いておくのは、よいとはいえないでしょう。飼い主さんが留守の間は、ペットホテルに預けたり、ペットシッターなど誰かにお世話を頼んだりする必要があります。それには費用がかかるでしょう。
また、家具の配置を変える、使いたいクッションが使えなくなるなど、猫が来る前とは異なる対応に迫られる場合もあります。筆者宅では、愛猫がトイレと勘違いしてしまうため、ビーズクッションが置けなくなりました。
猫と共に暮らすには、ある程度、彼らに合わせる必要も出てくるのです。
3.どんなことも受け入れる
猫が、飼い主さんの都合のよいように動いてくれるとは限りません。場合によっては、粗相や不適切な場所での爪とぎなどで困らされることもあるでしょう。なかなか懐かないなど、コミュニケーションがスムーズにいかない場合も。
思い通りにならないからといって、手放すのは違います。飼い主さんに求められるのは、どんなことも受け入れる覚悟なのです。たとえ困ることをされたとしても、それを受け入れていく姿勢が大切となります。
4.猫のためにお金を支払う
猫を飼うには、ある程度のお金が必要です。ご飯代やトイレ砂代など、月々数千円がかかります。万が一病気をしたときは、全て自費診療になりますから、数万円、場合によっては数十万円かかる場合も。
それらのお金を猫のために支払う、という覚悟も必要です。医療費に関しては、ペット保険をうまく使えば負担を軽くすることができますが、その場合も保険料が必要になってくるでしょう。
5.大切に扱う
「とにかく猫を最期まで面倒みさえすればいい」というのも、少し違うかもしれません。最期までみたといっても、もしその間に虐待をしていたら?お世話をサボるなどして、劣悪な環境で飼っていたとしたら?
果たしてそれは、いいと言えるのでしょうか。最期まで面倒をみるのはもちろん、その間、大切に扱う覚悟も必要になってくるでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:キビちゃん♀ / 2歳 / エキゾチックロングヘア / 3kg
猫は小さくて可愛く、まるでぬいぐるみのようですが、意思も感情も持つ生き物です。命の尊厳を保ちながら、接していかなければならないでしょう。