1.前足でこする
猫が目や口のまわりに痒みがある時は、前足で顔をこする仕草をすることがあります。
普段の毛づくろいでも前足で顔を拭くような仕草をしますが、痒みがある時は頻繁にゴシゴシと前足で目や口をかきます。
猫が目を痒がる病気は、結膜炎や角膜炎、アレルギーなどがあり、目やにや涙が増えるなどの症状がないか確認しましょう。前足でゴシゴシとこすることで傷がつき悪化してしまう場合があります。
2.後ろ足でかく
猫が耳、首、肩などに痒みがある時は後ろ足でかきます。
後ろ足でかきすぎて耳の後ろや首などの毛が薄くなってしまったり、鋭い爪でかいてしまったために皮膚に傷がついて出血することもあります。
外耳炎や耳ダニなどは、痒がる以外に、耳の違和感から頭を振る、耳から悪臭がする、耳を触ると嫌がるなどの仕草をします。
3.なめる
お腹、ももの内側、指の間に痒みがある時は足でかけないので、なめる仕草を繰り返します。
唾液で濡れた場所が赤茶色に変色したり、猫のザラザラの舌でなめ続けるため毛が抜けたりします。
その後も痒みがあり、なめ続ければ皮膚が傷つき出血してしまう場合もあります。猫が毛づくろいを頻繁にしている場合は脱毛がないかなどチェックしてみましょう。
4.噛む
猫は痒みがあるとその場所を前歯でガシガシと噛んでしまう場合があります。異常に痒みがある時は、前歯で噛んで毛を抜いてしまうこともあるようです。
特にノミアレルギーは激しい痒みが特徴です。足でかいたり、噛んだりして痒みを解消しようとします。
小さな発疹がみられたり、かくことで皮膚に傷がつき細菌感染を起こしてしまうケースもあります。
5.こする
猫が肛門に痒みがある時は、おすわりの姿勢から後ろ足を前に伸ばしてお尻を地面にこすりながら前足だけで動きます。例えば下痢でお尻が汚れて炎症を起こし痒いときなどにお尻歩きをすることがあります。
背中や体全体が痒い時は、地面や柱、人に体をこすりつけます。耳の痒みが強いときは、耳を地面にこすりつける仕草をする場合もあります。
まとめ
猫が異常に痒い時、足でかく、なめる、噛むなどの仕草がみられます。これらの仕草を続けると、毛が抜けたり、皮膚が傷ついて細菌感染など悪化したりする可能性があります。
愛猫が体が痒くて辛そうにしているのを見るのはつらいですよね。猫が体を痒そうにしている仕草をした時や皮膚に異常が見つかった時は早めに動物病院を受診しましょう。