1.安心、リラックス
猫にとってあごは敏感な場所であり、あごを乗せるということは猫が安心しているということです。飼い主さんの腕などに猫があごを乗せているのは、それだけ飼い主さんを信頼しているということで、そのまま寝てしまう猫もいます。
また、猫のあごにはにおいが分泌される臭腺があります。普段からあご乗せしている場所は、自分のにおいがついているので安心できる場所なのです。
2.甘えたい
猫はお世話をしてくれる飼い主さんのことを母猫のように思っています。飼い主さんの体にあご乗せをしている時は、子猫の頃に母猫と体を寄せ合っていたように甘えたい気持ちなのでしょう。
飼い主さんに甘えるため、そばにいたいという思いから、パソコン作業中の飼い主さんの手にあご乗せして作業の妨害をしてしまう猫もいます。
3.眠い
寝る時は猫ベッドやダンボールの縁、飼い主さんの腕などにあご乗せするのがお決まりという猫もいます。人でいう枕のようにしているのでしょう。
猫が自分の前足にあごを乗せて寝る姿はよくある寝姿です。仲良しの同居ペットの体の上にあごを乗せて寝る猫もいます。
4.自分の物アピール
お気に入りの物にあご乗せをして自分の物であるとアピールする猫もいます。お気に入りのおもちゃや、新しく買ってもらったベッドなどにあごを乗せて自分のにおいをつけつつ、アピールしているのかもしれません。
我が家の猫もけりぐるみで遊んだ後は必ず、けりぐるみの上にあごを乗せて休憩しようとしています。
物だけでなくお気に入りの場所にあご乗せをする場合もあります。窓枠にあご乗せをして外を眺めるのを楽しんだり、敷居にあごを乗せてお昼寝をしたりする猫もいます。
5.楽な姿勢
柔軟な体を持つ猫ですが、頭を支える首や肩には負担がかかっていると言われています。寝る時は頭を支えられる枕があった方が楽な時もあり、そのためにあご乗せをするようです。
ダンボール箱の縁にあごを乗せたり、あご乗せ用のクッションを上手に使ったりする猫がいます。
まとめ
猫があご乗せをする時は、安心や信頼した気持ちがあったり、自分の物であるという主張をしていたりします。また、寝る時などに枕のような目的であご乗せをすることもあります。
猫があご乗せをする場所は様々です。飼い主さんの腕や足、お気に入りのおもちゃ、同居ペットなどに猫はあごを乗せてしまいます。
愛猫はどのような時にどこにあご乗せをするのか、一度じっくり観察してみてはいかがでしょうか。