1.猫をリラックスさせる
爪切りをするタイミングは、猫がリラックスしている時がいいでしょう。まず、頭や背中を撫でたりして猫に安心してもらいます。次に足を撫でてみましょう。日頃からスキンシップで足に触ることにも慣れさせておくと、爪切りがスムーズにできます。
しかし、何度も爪切りをしていると、多くの猫が爪切りを見ただけで逃げるようになります。それだけ猫にとって爪切りは嫌なものなのですね。爪切りをすると悟らせないために、爪切りは見せないようにしましょう。
もし、気づかれて逃げ出してしまったら、その時は諦めた方がいいかも知れません。追いかけてまで爪切りをするのではなく、次のチャンスを待ちましょう。
2.爪の先端部分を切る
猫の爪をどこまで切ったらいいのか迷うことがあると思います。猫の爪を切る部分は先端の尖っている部分だけです。目安としては先端から2mm程度までです。
猫の爪を見ると、内側にピンク色になっている部分があるのがわかると思いますが、ここには血管や神経が通っているので、絶対に切らないよう気をつけて下さい。痛い思いをさせてしまうと、二度と爪切りをさせてくれないかもしれません。
猫の爪は普段は隠れているので、爪切りをする際は、肉球を押して爪を出させます。この時、強く押さないよう注意しましょう。
3.一度に終わらせようとしない
どうせ爪切りをするなら一度に済ませてしまいたくなりますが、すべての爪を切ると時間もかかり、猫も耐えられません。
そのため、1~2本の爪を切るだけでもいいので、爪切りは何回かに分けて猫の負担を減らしてあげて下さい。また、頻繁に爪切りをする必要もありません。1ヵ月に1~2度くらいが目安です。
爪切りは必ず猫用のものを使用しましょう。猫用の爪切りはハサミタイプやギロチンタイプがあります。子猫のうちはハサミタイプがおすすめですが、使いやすいもの、切れ味が良いものを選んで下さいね。
猫が暴れる時は?
爪切りをしようと思っても、嫌がって暴れる猫がいます。そんな時は、おやつを用意して、おやつを食べている間に爪を切ったり、寝ている時に爪切りをするという方法もあります。それでも嫌がる場合は、無理をしないで下さいね。
また、バスタオルでくるんだり、洗濯ネットに入れると落ち着く猫もいます。愛猫に合った方法を見つけてみましょう。
ただし、どうしても猫が暴れて爪切りができない場合は、飼い主がケガをしてしまう危険性があります。猫との信頼関係にヒビが入ってしまうかもしれません。その場合は無理をせず、動物病院に相談したり、専門家におまかせしましょう。
まとめ
猫の爪切りは大切なケアですが、なかなかすんなりやらせてくれませんね。
猫が落ち着いているときに素早く終わらせるのが理想ですが、うまくできない時は自分ひとりで爪切りをしようとせず、家族に手伝ってもらったり、動物病院で切ってもらうなど、無理をしないようにしましょう。