猫を警戒させる飼い主のNG行為とは
飼い主側に悪気はなくても、繊細な動物である猫にとっては警戒したくなるほどのNG行為だった…ということは、特に珍しいことではありません。
では、一体どのような行為をしてしまうと猫に警戒されてしまうのでしょうか。
1.うっかり掃除機を向けてしまった
物陰にいることを知らずに掃除を始め、驚かせたり追い詰めたりしてしまう場合です。
また、猫が寝ている横でのドライヤーも、猫をびっくりさせる原因の1つです。
2.追いかけ回した・無理強いした
特に多いのは、病院に連れて行こうとして逃げられたときに追いかけ回してしまい、家具の下などに追い詰めてしまう行為です。
また、嫌がるのにしつこく抱っこするなどの無理強いも同じ部類に入ります。
3.突然知らない楽器の演奏を始めた
我が家はリコーダーを吹いて猫のひんしゅくを買いました。
また、唐突に歌い出したり、電話中に突然大笑いしたりしても、猫は警戒するようです。
4.夫婦・家族間で大声で喧嘩した
大声を出すほどの喧嘩になってしまった場合です
鳴いて抗議したり仲裁に入ったりする猫もいますが、いつもと違う険悪なムードと音に猫が怯えることもよくあります。
5.庭で花火をした
花火の音と光が苦手な猫は珍しくありません。慣れない火薬のにおいも、猫が警戒する要因のひとつです。
やってしまった場合のフォローの仕方
ではここからは、猫を警戒させてしまった原因別にフォローの仕方を解説します。
嫌な目に合わせてしまった場合
猫を嫌な目に合わせたときは、しばらくそっとしておきましょう。そして猫が落ち着きを取り戻したらきちんと謝って、撫で撫でやおやつなどで仲直りをしてください。
しばらく警戒されるかもしれませんが、よほど怖い思いや嫌な思いをさせていなければ、猫はすぐに許してくれるでしょう。もちろん二度としないよう気を付けることも大切です。
しかし、病院に連れていく行為だけは難しい上に避けられないのも現実。せめて普段からキャリーバッグに慣れさせるなど、徐々にでも猫の恐怖を軽減してあげる工夫をしてあげましょう。
音で怖がらせてしまった場合
猫を音やその場の雰囲気で怖がらせたときは、直ちにその音をストップしてください。いつもの静けさに戻りさえすれば、じきに猫は落ち着きます。
しかし楽器の練習のようにどうしても止めることができないときは、場所を変えて練習するか、猫を静かな別室に連れて行きます。そしてフォロー以上に、慣らすことに時間を費やしましょう。
まとめ
猫をびっくりさせたり嫌な目に会わせたりしたとき、その嫌なことをすぐに止めれば、たいてい猫は許してくれます。
ポイントは、猫のドキドキや怒りが収まるのを待ってから謝ることですが、残念ながらしばらく警戒は続きます。これは猫にとって身を守るための本能なので、あとは飼い主さんが二度としないよう気をつけるしかありません。
通院のように繰り返す必要のある場合は、その際に愛猫が少しでも落ち着いていられるよう工夫してあげましょう。