猫の耳が熱い時に考えられる原因と対処法
猫は耳から熱を逃して体温調節をするといった特徴があるため、一時的に熱くなることがよくあります。
ただし、一時的ではなくずっと熱を持ったままの状態の時は、体温が上がっていたり耳に異変がある可能性があるため注意しなくてはなりません。
そこで今回は、猫の耳が暑くなっている時に考えられる原因と正しい対処法について解説してまいります。
1.風邪
猫も人間と同じように風邪をひいたら熱が上がることがあります。なので、風邪をひいた時に熱を逃すために耳が熱くなることがあるのです。
食欲がない、元気がない、嘔吐、排泄物の異変、くしゃみといった異常が見られる場合は風邪をひいている可能性があるため、できるだけすみやかに動物病院へ連れていきましょう。
2.熱中症
夏の暑い時期に耳が熱くなっている場合、熱中症にかかっている可能性も考えられます。
熱中症にかかると、はあはあと口で呼吸をしていたり、歩き方がふらふらとしていたり、元気がない場合は熱中症にかかっているかもしれません。
そのまま放ってしまうと命に関わる可能性もあるため、できるだけ早く涼しい場所に猫を移動させた上ですぐに動物病院に連れて行く準備をしましょう。
また熱中症を事前に防止する対策として、暑い時期は日頃から猫のいる部屋の空調をこまめに管理したり、ペット用の冷却アイテムなどを使ってあげるのもおすすめです。
3.耳の炎症
耳ダニやアトピーなどの炎症によって、耳が熱を持ってしまうケースもあります。
体温は上がっていないのに耳だけ異様に熱を持っているのであれば耳の炎症の可能性が高いでしょう。
耳ダニにしてもアトピーにしても、素人の目では判断するのが難しいためやはり異変を感じたら動物病院で診てもらうのがおすすめです。
症状にあった薬を処方することによって、耳の炎症や熱も改善されるはずなので獣医師さんに診断してもらいましょう。
まとめ
猫の耳が熱を持っている場合は、体に異変が起きている可能性が高いとみて対処したほうがよいです。
とはいえ飼い主さんだけの判断だけではなかなか原因まで突き止めるのは難しいため、できるだけ早いタイミングで病院に連れて行くようにしましょう。