猫の座る位置と飼い主さんに対する気持ち
1.飼い主さんの膝やお腹の上(信頼度:★★★)
飼い主さんの膝やお腹の上に座ることが多い猫は、飼い主さんとぴったりくっついていることに安心するということでしょう。飼い主さんの温もりや匂いでリラックスできるのは、大きな信頼を寄せている証拠です。
甘えたいという気持ちをアピールするために体に乗ってくる場合もあるので、優しく撫でたり声をかけたりして愛猫を満足させてあげてくださいね。
2.飼い主さんが触れられる場所(信頼度:★★★)
飼い主さんの隣や、手を伸ばせば触れられるような近い場所に座る猫は、飼い主さんに心を許していると考えられます。自分に嫌なことをしない安全な人、敵が襲ってきたら守ってくれる頼りになる人として信頼しているからこそ、触れられるほど近くにいてくれるのです。
猫も個性があり「構ってほしい」などの要求があっても、膝やお腹の上に乗って積極的にアピールすることはできないシャイな性格の子もいます。愛猫がそばにきた時は表情や仕草から、何かして欲しいことがあるかどうかを察してあげられるとよいですね。
3.飼い主さんから見えるけれど触れられない場所(信頼度:★★)
姿は見えるけれど、飼い主さんが手を伸ばしても触れられないような遠い場所に愛猫が座っていることが多いなら、信頼度はまずまずといったところでしょうか。決して嫌いなわけではないけれど、体をぴったりとくっつけて甘えられるまでには至っていないということですね。
もしくは愛猫の性格がひとりでいるほうがリラックスできたり、甘え下手だったりするために、飼い主さんともある程度の距離をとりたがっている可能性もあります。愛猫が自分でリラックスできる場所を見つけられているのなら、飼い主さんのほうから無理に距離を縮める必要はないのでそっとしておいてあげましょう。
4.飼い主さんから見えない場所(信頼度:★)
いつも飼い主さんから見えない場所に愛猫が座っている場合、まだ信頼度は低く警戒されている状態なのかもしれません。仲良くなろうと探し出して構ったりすると余計に警戒されてしまうだけなので、猫のほうから姿を見せて近寄ってきてくれるまで待ちましょう。
また信頼関係が築けている猫でも、飼い主さんから離れてひとりになりたい気分の時はあるものです。その時は愛猫の気持ちを尊重して、そっとしておいてあげてくださいね。
猫のために安心できる場所を用意しよう!
いつも飼い主さんから見えない場所を選んで座る猫は警戒心が強く、家の中で安心して過ごせる場所を探しています。もしも愛猫との信頼関係を築けるまでに時間がかかりそうなら、猫がリラックスして過ごせる場所を用意してあげるのがおすすめです。
猫がリラックスできるのはキャットタワーなどの高いところ、もしくは段ボール箱のような狭いところです。飼い主さんがリビングで寛いでいる時には、いつも他の部屋に移動してしまうという猫でも、リビングにキャットタワーや段ボール箱を用意してあげると、そこに座って過ごしてくれるようになるかもしれません。
愛猫が安心できる環境を整えることで、少しずつ飼い主さんのそばを心地良く感じるようになってくれるとよいですね♪
まとめ
基本的には、愛猫の座る位置が飼い主さんと近いほど信頼度は高いと考えられます。いつもそばにいたがる猫は甘えん坊でもあるので、寄せられる信頼に応えてたくさん可愛がってあげてくださいね。
ただし猫の性格によっても、飼い主さんとの心地良い距離感は変わってきます。少し離れた場所から飼い主さんを見ているくらいが一番幸せという子もいるので、愛猫の性格に合わせた接し方を心がけましょう。
控え目な性格で、遠くから「甘えたいよ~」というオーラを放つのが精一杯のアピールという子には、飼い主さんのほうから声をかけてあげると喜ばれます。
愛猫がいつもどこに座るかを観察するだけで、飼い主さんへの気持ちや性格など、愛猫のことをもっと理解できるのは面白いですね!