1.抱っこが怖い
小さな頃から抱っこに慣れていない猫は、いきなり抱き上げられると恐怖を覚えることがあります。
また、抱っこをされた時に嫌な思いをした経験があると抱っこ嫌いになってしまうようです。抱っこをした時に落としてしまったり、抱っこをしてシャンプーなど猫の苦手なことをした、など猫が嫌だと感じることと抱っこを結びつけて覚えてしまった場合です。
抱っこをしたい場合は、猫がリラックスしている時を選びましょう。優しく抱き上げて、その際に猫が嫌がる素振りを見せたらすぐに降ろしてあげます。こうすることで、抱っこされてもすぐに降ろしてもらえる、抱っこは怖くない、と覚えてくれるでしょう。
まず膝に乗せることから始めて、少しずつ抱っこに慣らしてみて下さい。
2.居心地が悪い
不安定な抱っこの仕方では、猫は居心地が良くありません。そのため、すぐに降りようとするでしょう。
猫を抱っこする時は、片手を脇に入れ、もう片方の手でお尻を支えて優しく持ち上げます。そして猫と自分の体の間に隙間を作らないよう密着させると安定します。上半身だけ持ち上げると、下半身が宙に浮いてしまい、猫が不安を覚えるので気をつけましょう。
抱っこした時に強く抱きしめるのもダメ。お腹を圧迫して内臓に負担がかかることがあります。
3.気分じゃない
猫だって、抱っこされたくない気分の時があります。ひとりでいたい時、放っておいてほしい時などに無理やり抱っこされたら、嫌がるのは当然ですね。抱っこのタイミングは猫が甘えたがっている時。飼い主のそばに寄って来た時が抱っこのチャンスです。
そばに寄って来たとしても、撫でてほしかったり、遊んでほしいだけのこともあります。猫は拘束されるのが苦手なので、嫌がっている様子が見られたらすぐに降ろしてあげて下さいね。
4.香りがする
猫は嗅覚が優れているので、強い香りは苦手です。香水をつけていたり、衣類から柔軟剤の香りがする場合に、抱っこを嫌がることがあります。他にはタバコやコーヒー、香辛料のにおいも嫌がるので、抱っこをしたい時には気をつけましょう。
抱っこをするたびに、猫にとって嫌な香りがしていると、抱っこを嫌なものと覚えてしまいます。
まとめ
甘えん坊で、もともと抱っこが大好きな猫もいれば、抱っこは苦手という猫もいますね。その時の気分によっても、抱っこを嫌がることがあります。
無理やり抱っこをすると、抱っこ嫌いになってしまいます。猫を抱っこするには、信頼関係が大切。猫の気持ちを考えながら、抱っこしてあげて下さいね。