猫の『耳に異変』がある時のサイン3つ

猫の『耳に異変』がある時のサイン3つ

「頻繁に耳をかゆがっている」「耳垢が目立つようになった」など、愛猫の耳に対して気になっていることはありませんか?そんなちょっとした違和感は、飼い主さんが気付きにくい耳の中で病気が進行しているからなのかもしれません。本記事では、耳に異変がある時に見せる猫のサインを紹介します。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫の耳に異変がある時のサイン

猫の耳

1.耳をかゆがる

愛猫が耳の中以外にも、耳の後ろや首回りなどを掻いていないかを確認しましょう。耳の強いかゆみから頻繁に掻いていると、耳まわりに引っ掻き傷を作ったり炎症によって耳が赤くなっていることもあります。

症状がひどくなると、頭を振ったり床にこすりつけるような行動や同じところを掻いて、脱毛してしまうケースもあります。

2.耳の中が臭う

猫の正常な耳垢は茶色っぽく少しべた付きがありますが、臭いはほとんど感じられません。しかし、細菌などによる炎症を起こすと、黄色っぽい耳垢やドロッとした耳垢が出て膿の臭いがします。

いつもと変わらないように見えても独特な異臭がしていたら、すでに耳の中に異変が起こり始めているサインです。

3.耳垢が増えた

直立した猫の耳は通気性が良く、古い角質は内側から外側へと排除されるので、基本的にはそんなに頻繁に耳掃除をする必要はありません。お手入れの際には外側の溝に少し張り付いている耳垢をふき取る程度です。

しかし、「耳垢が黒い」「あきらかに量が多い」場合は耳ダニが寄生している可能性があります。

考えられる原因は?

耳の診察を受ける猫

耳をかゆがる仕草が頻繁に見られ、耳垢の色や臭いに異常がある場合は「外耳炎」という病気の可能性があります。耳の入口付近から鼓膜へと繋がっている耳の通り道が炎症をおこしてしまう病気で、ダニの寄生や細菌の繁殖、アレルギーなどの様々な原因で発症します。

とくに「スコティッシュフォールド」のような折れ耳の猫は、湿気が内側にこもりやすく汚れや雑菌が増えやすいので注意が必要です。

外耳炎は症状がひどくなると、炎症が耳の内側まで広がる「中耳炎」や「内耳炎」へと悪化する危険性があり、強い痛みから飼い主さんが耳を触れようとすると嫌がるようになります。この病気は自然治癒は難しいため、早期の治療がとても大切です。

まとめ

耳を掻く猫

「耳の形状」「湿度の高い環境」「免疫力の低下」など、猫の耳は汚れやすい環境や体質によって炎症を起こす場合があります。猫が耳を頻繁にかゆがる様子や耳の異様な臭い、耳の汚れなどが気になったら早めに動物病院を受診し、原因に合わせた治療が必要です。

定期的に猫の耳のチェックを行えば正常な状態を把握できるので、ささいな異変にも気付きやすくなるためおすすめです。

スキンシップやグルーミング時には耳の状態にも配慮しながら、大切な愛猫の健康を守ってあげたいですね。

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