猫の飼い主は気を付けるべき『季節の変わり目』に起きやすい変化3つ

猫の飼い主は気を付けるべき『季節の変わり目』に起きやすい変化3つ

季節の変わり目は猫にとっても体調を崩しやすい時期です。急激な温度変化や気圧の乱高下、冷暖房による温度変化などによって、室内飼い猫にも体調が狂う子がいるのです。そんな季節の変わり目に気をつけたい、猫の体調変化についてご紹介します。

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

1.季節性ともいえる病気にかかる

くしゃみをする長毛のキジトラ

猫風邪

秋は急に冷え込むことがありますし、春は春で花冷えの時期に寒さが応えることがあるものです。

過去に猫風邪にかかったことのある猫は、ストレスがかかると再発することがよくあり、季節の変わり目にも再発がよく見られます。

特発性膀胱炎

春先も秋口も血尿や頻尿で悩む猫が増えてきます。「特発性膀胱炎」とは原因がよく分からない膀胱炎のことで、水をよく飲む猫、結石が見つからない猫でもかかってしまう病気でストレスに関連していると考えられています。

症状は頻尿や血尿以外にも、何度もトイレ通いをする、元気や食欲がなくなる、などがあります。少しでもいつもと違う排尿の様子が見られたら直ちに病院に連れて行き、検査と治療を開始してもらいましょう。

2.食欲不振や嘔吐回数が増える

ブラッシング中の茶トラ

抜け毛を飲み込んでいる場合

季節の変わり目は抜け毛の季節でもあります。いつも以上にお腹に毛が溜まりやすく、溜まった毛を吐く子もいます。

シャンプーやこまめなブラッシングで飲み込んでしまう毛の量を減らすことができます。普段からブラッシングに慣れさせておき、この季節のお手入れはいつもより少しだけ頑張ることで、飲み込む毛の量を減らしてあげましょう。

胃腸が弱っている場合

夏の暑さで胃腸が弱っていたところ、秋になって気候がよくなり、つい食べ過ぎた場合などにも嘔吐をしたり食欲不振になったりすることがあります。そんなときはしばらくフードの量を減らし、内容も消化のいいものにシフトして胃腸の回復を待ちましょう。

ただし、全くフードに興味を示さなかったり1日に何度も嘔吐するなら、すぐに検査と治療が必要です。もしかすると別の原因が潜んでいるかもしれないからです。

3.病気が悪化したり顕在化したりする

毛布を被り薬を前にする茶トラ

持病の悪化

いくら冷暖房で暑さ寒さを緩和できても、体が季節に追いつくのには多少時間がかかります。さらに、季節の変わり目は台風などで気圧の乱高下が起きやすく、これがまた猫の体に揺さぶりをかけ、治療中の持病の症状が強くなったり発症する回数が多くなったりすることがあります。

しかし、天候や気圧の変化は人間にはどうしようもありません。この季節はいつも以上に気を配り、猫の様子の変化に早く気づくよう努めましょう。

病気の顕在化

季節の変わり目は、持病が悪化しやすいだけでなく、隠れていた病気が表に出やすい時期でもあるかもしれません。

体の調節機能が気温の変化や気圧の乱高下などに追いつけないこの季節は、免疫力が下がったり疲労がたまったりして、それまで気づきにくかった体の異常が見つかりやすくなるかもしれません。

これらの変化は特に、内分泌系の病気を持つ子や猫免疫不全ウイルスや猫白血病ウイルスに感染している子、シニア猫で注意する必要があるでしょう。

まとめ

毛布を被ってこちらを見る茶トラ

ストレスが関連する病気の発症や持病の悪化など、春先や秋口などの季節の変わり目に体調が乱れやすいのは人も猫も同じです。

できるだけ室温の変化を緩やかにしたり、普段と変わらない静かな日常を送らせてあげるなど、できるだけ猫の体と心にストレスをかけず、季節の変化に体が慣れるのを待つ必要があります。

あとは今回ご紹介したような変化に気が付いたら素早く対処して、大変な季節の変化による負担を一刻も早く、そして少しでも軽くしてあげましょう。

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