猫が『集中』している時の仕草4つ どんなときに見られるの?

猫が『集中』している時の仕草4つ どんなときに見られるの?

好奇心旺盛な猫は、興味を引くものがあると、それに集中することがあります。猫が集中している時は、どんな仕草をするのでしょうか?その仕草は、どんなときに見られるのでしょうか?

1.一点を見つめる

一点を見つめる猫

身動きせず、まばたきもせずにじーっと一点を見つめている猫の姿を見たことがありませんか。猫を飼っていると、たびたびそのような猫の姿に気がつくかもしれません。「実際は何もないのに、何かそこにあるかのように見つめているので怖くなる」などという話もよく聞きますね。

ただ、猫は紫外線が見えるといいます。人間とは違うものを見ているのかもしれません。聴覚も優れているので、人間には聞こえない音を聞いて集中していることも考えられます。実際は、猫に聞いてみないとわかりませんが…。

人間に見えないものだけでなく、興味があるものを見つけたときや人間が作業をしている姿などをじっと見つめて集中していることもあります。

2.体を低くする

身を低くして狙う猫

腰をかがめて身を低くする体勢は、獲物を見つけたときに猫がする仕草です。そのままゆっくり獲物に近づき、一気に飛びかかろうとしています。室内で飼われている猫も、昆虫を見つけたときや、おもちゃを狙っているときなどにこのような仕草をします。

猫が身を低くするのは、警戒しているときに体を小さくすることで周囲から隠れたり、獲物から見つからないようにするためだそうです。このような時は、とても集中しているので、邪魔をせずに見守ってあげて下さいね。

3.お尻を振る

おもちゃを狙う猫

獲物を見つけたとき、猫は身を低くしますが、その体勢でお尻をフリフリすることがあります。猫を飼っている人なら、おもちゃに飛びかかる前にこの仕草をするのを見たことがあるかもしれませんね。とてもかわいらしい仕草で思わず笑ってしまいますが、猫はとっても真剣なんです。

猫が身を低くしてお尻を振るのは、獲物に飛びかかるタイミングを計って準備しているときです。このとき、瞳孔が大きくなっていくのがわかるかと思います。集中しながらも、周囲へも気を配っています。

4.「カカカ」という声を出す

外を見て鳴く猫

猫が窓の外を見ていたかと思うと「カカカカッ…」というちょっと変わった声を出すことがあります。これは「クラッキング」と呼ばれるもので、獲物を目の前にして興奮している猫が出す声です。

獲物は見えているのに少し離れていたり、窓があって実際には届かないというような場合にクラッキングすることが多いです。捕まえたくても捕まえられないもどかしさにイライラし、その発散のためにこのような声を出すのだといわれています。

このときの猫は、集中力が高く、瞳孔が大きくなっているのがわかるでしょう。

まとめ

窓の外を見る猫

猫と暮らしていると、猫が集中している場面に出会うことがあります。そのほとんどは、ハンターとしての本能から来るもので、獲物(あるいは獲物に見立てたおもちゃなど)を見つけたときや狙っているときです。

真剣な眼差しに、集中力の高さがわかります。猫本来の姿を垣間見る気がしますね。猫が何かに集中していたら、そっとしておいてあげましょう。

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