1.遊んでいるとき
猫にとって遊びは、ストレスや運動不足解消のために大切ですが、夢中になりすぎると興奮して、周りが見えなくなってしまう場合があります。おもちゃに飛びかかるくらいなら問題はありませんが、見境がなくなり飼い主さんや他の猫に襲いかかる場合は、対処が必要です。
猫が落ち着くまで、そっとしておきましょう。飼い主さんや同居猫は、別の部屋へ避難した方がよいかもしれません。放置しておけばそのうち落ち着き、いつもの愛猫に戻るでしょう。
2.獲物が目に入ったとき
飼い猫であれば飼い主さんからご飯がもらえるので、狩りをする必要はほとんどないのですが…。それでも本能で、獲物が目に入ると、目が釘付けになります。
家の中に現れた虫や窓から見える鳥などに、見入ることがあるでしょう。小さく「にゃっにゃっ」と鳴き声をあげたり、「カカカカッ」と聞き慣れない声を出したりするかもしれません。
対象に夢中になっているため、飼い主さんが構おうとしても無視されてしまうことも。猫の好奇心を満足させるため、好きにさせておくとよいでしょう。ただ、害虫などは食べると寄生虫をもらってしまう場合があるので、要注意です。
3.見知らぬ猫を見かけたとき
猫は見知らぬ猫の存在には、脅威を感じます。そのため、庭に現れた場合には、緊張と共に興奮してしまうでしょう。激しく威嚇するかもしれません。
飼い猫にとっては家の中がナワバリです。見知らぬ猫をそこに近づいてくる侵入者とみなし、排除しようとするのです。しっかりと窓を閉めておけば、あわや喧嘩に…という修羅場は避けられるでしょう。
4.夕暮れや明け方
猫は、薄暗い時間に活発になる「薄明薄暮性」の生き物です。夕暮れや明け方は、猫の獲物になる小動物が動く時間帯のため。また野生の感覚が残っていると、この時間に興奮状態になる場合があります。
「猫の運動会」が正にそれ。人に飼われていると徐々に飼い主さんの生活リズムに合ってくるため、薄明薄暮性は薄まっていきます。夜寝て、日中に活動するようになるでしょう。
5.具合が悪いとき
病気やケガなどで具合が悪いと、興奮する場合があります。いつもよりも警戒心が強くなり、飼い主さんが近づこうとすると威嚇することもあるでしょう。触られて痛みがあると、怒る場合も。
また、病気の症状として、興奮状態になるケースも存在します。普段とは違う様子の愛猫に気がついたら、早めに動物病院を受診しましょう。
まとめ
突然愛猫が興奮しだしたら、そこには何かしらの理由があるのでしょう。ご紹介した以外にも、さまざまなシチュエーションが考えられます。まずは焦らず、猫が落ち着くのを待ちましょう。