愛猫が『抱っこ嫌い』になる3つの原因 もう一度好きになってもらうために今できること

愛猫が『抱っこ嫌い』になる3つの原因 もう一度好きになってもらうために今できること

抱っこが苦手な猫は少なくありませんが、飼い主さんとの信頼関係が深まれば徐々に慣れて抱っこを好きになってくれることも多いです。しかし一度は抱っこを好きになってくれた愛猫が、何らかのきっかけで抱っこ嫌いになってしまうというケースも…。猫が抱っこ嫌いになる原因と、も一度抱っこを好きになってもらう方法を解説します。

猫が抱っこ嫌いになる原因は?

抱っこを嫌がる猫

1.嫌がっている時に無理に抱っこをした

飼い主さんに抱っこされるのが好きな猫でも、嫌がっている時に無理に抱っこをされるといずれ抱っこ嫌いになってしまうでしょう。猫は気まぐれなので自分の気分が乗らない時には、飼い主さんからのスキンシップを拒絶することも珍しくありません。愛猫との信頼関係を壊さないためには、猫の気持ちを優先したスキンシップが大切なのです。

抱っこをする時も愛猫の気持ちを尊重し、食事や遊びの邪魔をしたり、不機嫌な時に抱っこしたりしないように注意してください。愛猫を抱き上げようとした時に、体をよじるなどして「今はヤダ!」という意思表示をする場合は、タイミングが悪かったと諦めてそっとしておいたほうがよいでしょう。

2.抱っこ中に怖い思いをさせた

愛猫を抱っこする際には、安心できる体勢を維持することが重要です。お尻や後ろ足に支えがない状態や、飼い主さんと体を密着していない状態など、不安定な体勢で抱っこすると猫は恐怖を感じてしまいます。

また猫が身動きをした時に、うっかり落ちてしまうリスクもあります。怪我をする可能性があるうえに、転落という怖い経験をすることが愛猫の抱っこ嫌いの原因になるでしょう。

3.飼い主さんから猫が苦手なニオイがする

猫はニオイに敏感なので、人間が気にならないような微かなニオイでも不快に感じてしまいます。突然愛猫から抱っこを拒否されるようになったという方は、香水をつけたりボディーソープを替えたりしていませんか?もしかすると愛猫が苦手なニオイを身に纏っていることが、抱っこ拒否の原因になっているのかもしれません。

柔軟剤・タバコ・化粧品類・外出先のニオイなど、あらゆるニオイが猫のストレスになるので、愛猫を抱っこする前に嫌がられるニオイがしていないかチェックしたほうがよいでしょう。

愛猫に抱っこを好きになってもらう方法

飼い主さんの膝の上で抱かれる猫

何らかの原因で抱っこが嫌いになってしまった猫も、抱っこの練習をやり直すことでもう一度抱っこ好きになってもらうことは可能です。まずは抱っこの練習をする前に、飼い主さんの体から愛猫の苦手なニオイがしていないかチェックしてくださいね!

続いては、愛猫が抱っこさせてくれるタイミングを見極めることが肝心です。猫が自分から飼い主さんに近寄ってきて、甘えたい気持ちをアピールした時がチャンスです。さっそく抱っこの練習をスタートしましょう。

抱っこは怖くないということを理解してもらうために、安心できる体勢を意識することが重要です。いきなり高い位置で抱っこするよりも、飼い主さんが床に座って膝の上で抱っこする方が怖さを感じないのでおすすめですよ。

愛猫を両手でゆっくり抱き上げて膝に乗せ、片手でお尻を支えます。飼い主さんの体に愛猫の体をしっかり密着させて、体勢を安定させましょう。愛猫がリラックスできているか様子を見つつ、大丈夫そうならそのまま立ち上がってみてください。

途中で愛猫が嫌がったら、無理をせずにすぐに放してあげましょう。一度苦手になったものを克服するのには時間がかかるのも当然なので、焦らずゆっくり慣れてもらうことがポイントです。

まとめ

高く抱き上げられる猫

猫は自由に身動きができない状態を嫌うので、抱っこが苦手な子も多いです。甘えん坊な子や人懐こい子など、飼い主さんに抱っこしてもらうことが大好きな猫ですら、些細なきっかけで抱っこ嫌いに変わってしまうことも…。ぬいぐるみのように大人しくいつまでも抱っこさせてくれる猫というのは、ほとんど存在しないといえるでしょう。

しかし病院に連れて行く時やお手入れの時など、猫と生活するうえで抱っこをする必要が出てくることもありますよね。抱っこ嫌いになってしまった猫にもある程度は抱っこに慣れてもらいたいところなので、愛猫のペースに合わせてゆっくり練習をしましょう。

何かきっかけがあったわけでなく警戒心が強いなど、もともとの性格が理由で抱っこが苦手な猫も、猫の気持ちに寄り添って練習することで抱っこを好きになってくれる可能性があります。ただし「どうしても抱っこは無理!」という子もなかにはいるので、その場合は抱っこ嫌いもその子の個性として受け入れましょう。無理強いをして抱っこ嫌いが加速しないように気をつけてくださいね!

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