猫の『毛並みが悪い』時に疑うべき4つの原因 飼い主がすべき改善方法とは

猫の『毛並みが悪い』時に疑うべき4つの原因 飼い主がすべき改善方法とは

いつもより艶がない、何だかパサついている…そんな風に猫の毛並みが悪いと感じると、心配になってしまいますね。猫の毛並みが悪くなるのは、何が原因なのでしょうか?どうしたら改善できるのでしょうか?

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

1.乾燥

落ち葉とニットにくるまった猫

寒くなると、空気が乾燥して人間も肌が荒れますね。猫も同じです。空気が乾燥していると、猫の皮膚が乾燥しやすくなりますので、毛並みも悪くなることがあります。

猫はもともと水を積極的に飲まない傾向にあるため、特に冬は水分摂取量が不足しやすくなります。体内の水分が不足すると、皮膚や被毛がパサパサになりやすくなります。特に冬は、猫に積極的に水を飲んでもらうようにしましょう。いつでも飲めるよう、新鮮な水を複数個所に用意してあげるのも一つの方法です。

なかなか水を飲んでくれないという場合は、ウェットフードを食べさせたり、ドライフードをふやかしてあげても水分摂取量を増やすことができます。

乾燥した皮膚や被毛には、保湿効果の高いグルーミングスプレーや皮膚ケア用品を使うのも良いでしょう。

2.栄養不足

キャットフードを食べる猫

美しい毛並みを保つためには、食事も大切です。栄養バランスが崩れると、被毛にも影響が出ます。

猫は肉食動物なので、特に良質なたんぱく質が多く必要です。たんぱく質が足りていない場合、毛並みにも悪影響が及びます。成長段階と健康状態に合ったキャットフードを選ばないと、たんぱく質の量が不足してしまうことがあり、注意が必要です。フードが猫の状態に合っているものでも、病気や老化などで食べる量が足りなくても栄養不足となり毛並みが悪くなってしまうことがあります。たんぱく質を必要量摂取できる内容と量のキャットフードを食べさせましょう。

毛並みを美しく保つには、たんぱく質の他に脂質やビタミンも必要です。フード以外に補いたい成分がある場合には、猫のためのサプリメントも販売されているので、利用してみてもいいでしょう。

3.ストレスや病気

横になっている猫

毛並みが悪い原因で最も多いものの一つは、病気です。全身に影響がある病気の場合、他に食欲がない、元気がないなどの症状が見られることが多いでしょう。病気が毛並みに直接影響することもありますし、病気によってグルーミングを十分にできなくなるせいで毛並みが悪くなることもあります。

また、皮膚の病気で毛並みが悪くなることもあります。皮膚の病気では、フケが出たり、かゆみ、皮膚の赤み、脱毛などが見られることもあります。

様子がおかしい、以前と何か違うかもと感じたら、早めに動物病院で診てもらいましょう。

4.老化

寝ている猫

毛並みが悪い原因として最も多いもののもう一つは老化です。高齢になると、どうしても毛並みが悪くなってきます。高齢猫は、十分な栄養が摂れていなかったり、病気を抱えていることが多かったり、自分でグルーミングをすることが少なくなったりするからです。

高齢猫では特に、必要な栄養がきちんと摂れるご飯を十分に食べているかよく確認してあげる必要があります。また、自分でグルーミングをすることが少なくなる分、飼い主さんがブラッシングしてあげることで毛並みが良くなります。ブラッシングは、猫とのスキンシップになるだけでなく、血行をよくしたり、猫の体に異変があった場合にすぐに気づくことができるというメリットもあります。若い頃から慣らして習慣にしましょう。

まとめ

ブラッシングしてもらう猫

毎日猫を撫でていると、毛並みが悪くなったことにも早く気づけることでしょう。猫の毛並みが悪いと感じたら、その原因を探りましょう。早く適切に対処をすることで、きれいな毛並みを取り戻しやすくなります。

猫は自分でグルーミングをして、毛並みを整えています。それでも、グルーミングが足りずに毛並みが悪くなってしまうこともあります。健康で若い猫でも、長毛種では自分で行うグルーミングだけでは足りないこともあります。スキンシップを兼ねて、飼い主がブラッシングしてあげることも必要です。

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