1.猫と遊ぶ
毛が抜けるまでお腹を舐めたり、退屈して破壊行動に走ったりする場合、運動させると効果的なことがあります。
たとえば舐め癖のある猫でも遊びの間は舐めませんし、くたくたになるほどたくさん遊べばそのあとぐっすり眠ります。
もちろん効果は一時的かもしれません。しかしマイナスの衝動が一時的でも抑えられればひとり辛い時間が減りますし、飼い主さんとの楽しい時間そのものが猫のストレス解消になるのです。
2.猫の隠れ家を充実させる
道路工事や落雷、来客などが苦手な猫には、「ここにいれば大丈夫!」と猫が思える隠れ家つくりがおすすめです。もし愛猫の隠れる場所が決まっているなら、そこにプラスアルファするのもいいですね。
たとえばいつもの場所に愛猫のお気に入りベッドを置くだけで、そのにおいと手触りが猫の不安を和らげます。さらにタオルなどで外部の視線を遮断すると、猫の安心感はもっとアップするはずです。
3.トイレをサポートする
シニア期猫の突然の粗相は、膀胱炎・筋力低下で足が上がらない・中で踏ん張りが効かないなど、猫自身が悩んだあげくの結果が多いようです。病院で検査治療を受けると同時に、砂やトイレを変えたり、ステップを設けたりなどの工夫が必要です。
またマーキング癖のある猫には、猫が自分(の縄張り)の安全が脅かされていると感じていることが多いので、それをバックアップする気持ちを持つのがおすすめです。マーキング場所にトイレを置いたり、次項で出てくるスプレーを使ったりして縄張り強化に協力すると、猫の不安解消の糸口になるかもしれません。
4.サプリメントやスプレーを利用する
サプリメント
サプリメントの中にはリラックス作用を期待できるものがあります。有効成分を直接体に取り込むことで猫の緊張をほぐすのです。
食品扱いなので薬のような劇的な効果は期待できませんが、雷などの突発的なアクシデントや旅行、留守番の前後などに優しく効いてくれるでしょう。ただしストレスの方が大きければ、見た目の効果はあまり感じられないかもしれません。
スプレータイプ
スプレータイプに期待できるのは「縄張り強化作用」です。使うならフェイシャルホルモン(猫が顔から出す安心ホルモン)系のスプレーがおすすめです。
引っ越しやマーキング、病院へ行くときなど、猫が自分の居場所に強い不安を感じているときに使うと効果が期待できるでしょう。ただし大きすぎるストレスにはこちらも対応しきれませんので、他のストレス軽減対策と平行して使うのが基本です。
まとめ
運動不足や隠れる場所やトイレなどの問題は、室内だからこそ起こる問題です。賢く運動能力の高い猫はいろいろなことを我慢して、さまざまなストレスを抱えていますから、その対策が必要です。
他にもさまざまな方法がありますが、ストレスに効くサプリメントやスプレーに頼ることも方法の1つです。1つ1つの役割を理解して使えば、きっとプラスになってくれるでしょう。