猫がかかりやすい『代表的な病気』6選!それぞれの特徴を解説

猫がかかりやすい『代表的な病気』6選!それぞれの特徴を解説

猫の飼い主にとっては、一緒に暮らす猫たちが元気に健康でいてくれることが一番ですよね。しかし、猫の長寿化によって病気に罹患することも多くなりました。それでは、猫の身近にある病気について見ておきましょう。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

1.泌尿器系である腎臓病

トイレにいる猫

猫が罹りやすい病気のトップは、やはり腎臓の病気でしょう。

腎臓は身体の老廃物を尿として出すネフロンが集まってできています。犬は80万個以上あるのに対して、猫は40万個程度しかありません。猫の3割は腎臓病にかかるというデータがあります。初期は無症状ですが、少し経つと多飲多尿などの症状が始まります。

同じく泌尿器系の病気で、膀胱炎や尿石症も罹りやすいと言われます。普段から新鮮なお水をたっぷりと飲ませるような工夫をしてあげましょう。

2.消化器系の胃腸炎

吐いている猫

胃腸炎も、猫の罹りやすい病気の一つです。

腐ったものや冷たいものを食べることも原因ですが、腎臓疾患、感染症、内分泌系の病気などによっても胃腸炎は起こります。

食欲が落ちる、嘔吐する、下痢や便秘をするなどが主な症状です。病気によって便や嘔吐の回数、頻度、形状などが異なります。嘔吐が何度も続くと、膵炎へ悪化する危険性もあります。

3.悪性腫瘍

エリザベスカラーをする猫

猫の長寿化に伴い、悪性腫瘍も増加しています。

悪性腫瘍は、猫の身体の様々な部位に発症します。悪性腫瘍を発生させる原因は、老化、遺伝的なもの、環境、紫外線や放射線、ウイルス、ホルモン、受動喫煙など様々です。皮膚や粘膜などに発症する「上皮性腫瘍」、上皮以外は「非上皮性腫瘍」と言われます。

症状は、腫瘍の出る部位によって異なります。

4.歯周病

歯を診察中の猫

口の中の病気も猫は罹りやすく、歯肉炎、歯周病に分けられます。

歯垢や歯石が溜まって、その中に存在する雑菌が悪さをして炎症を起こします。ご飯が食べづらくなったり、口の中が真っ赤に腫れてきます。そのまま放っておくと他の臓器に血液を通して細菌が入り込みます。

5.内分泌系の病気

鳴いている猫

ホルモンバランスが崩れると、病気にかかりやすくなります。

ホルモンに関わる病気には、糖尿病や甲状腺機能亢進症などがあります。両方とも、多飲多尿、元気や食欲がなくなる、落ち着きがない、たくさん食べても痩せる、毛艶が悪いなどの症状が見られます。

加齢や肥満も原因の一つですが、若い猫にも発症します。

6.感染症

ワクチンを打つねこ

猫にとって感染症は大敵ですが、それぞれの感染症によって様々な症状が出ます。

感染をする経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染、血液感染、母子感染などです。完全に室内で暮らしていても、人間の出入りによってウイルスを運びこんでしまうため、安全とは言えません。完全室内飼いであっても年に一度の混合ワクチンを打って予防する必要があります。

なお、猫コロナウイルス感染症から悪性のウイルスに転換して起こる「猫伝染性腹膜炎(FIP)」には、現在のところ予防ワクチンがありません。

まとめ

具合が悪そうに寝る猫

猫がかかりやすい『代表的な病気』6選!それぞれの特徴を解説についてお伝えいたしました。

病気をじっくり見ていくと、様々な病気が連想されてとても恐ろしくなります。しかし、怖がるだけではなく、日頃から愛猫の様子を観察し、異常をすぐに見分けられるようにしておきましょう。正しい知識があれば、いざというときに早期に治療ができます。

愛猫の健康や長寿のためにも、猫の罹りやすい病気についてしっかりと学んでおきましょう。

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