1.人肌程度にご飯を温める
猫のご飯を人肌程度まで温めることには多くの利点があります。ご飯を温めることでフードの香りが際立ち、猫の食欲を刺激します。また猫の体が冷えないよう体の内側から温められるメリットもあります。
野生においても猫は狩ったばかりで、ほのかに体温が残っている獲物の肉を食べていました。そうした意味でも猫の食性に近い与え方といえます。
フードの過熱は電子レンジで数秒温めるだけで大丈夫ですが、有効なのは人肌くらいのぬるい温度帯です。あまりにも熱すぎると猫たちもビックリし火傷したり、本来の栄養分が壊れたりするかもしれませんのでご注意ください。
2.冬用の寝床を用意
寒くなったら猫のために冬用の寝床を用意してあげましょう。最近は猫ベッドもバリエーションが増え、ふかふかな物から暖房機能付きの物まで幅広く販売されています。
押入れなどから冬用の寝床を出したとき、念のため洗濯・天日干しされることをオススメします。目に見えない小さなダニが住み着いていて、猫に悪影響を及ぼす可能性があります。ダニ退治用の商品も幅広く存在していますので、そちらを試されることも効果的です。
3.エアコンを活用
猫にとって快適な温度帯を用意するには、やはりエアコンは欠かせない暖房機器です。空間を温めるという点においては他の暖房機器よりも効率がいいです。ただし、エアコンだけでは猫の寒さを完全に解消できるわけではありません。
エアコンの暖房は空気の対流によって空間の中~上層を暖めます。一方で猫が過ごすことが多い床付近は暖まりにくいため、カーペットなどの床対策が必要です。猫によってはエアコンの暖房を嫌う子もいるため、自由に部屋を行き来できるよう配慮してあげることも大切です。
4.暖房機器の注意点
エアコン以外の暖房機器としてストーブやヒーターなどが挙げられます。エアコンと違い猫が過ごす床近くから暖めるため、猫も快適に過ごしやすいメリットがあります。ただし、猫が暖房機器に、うっかり触って火傷しないよう注意しましょう。
長時間、暖房機器の前で過ごすことで低温やけどとなる恐れもあります。冬場の暖房機器は低温に設定し、適度に消すようにしましょう。
飼い主さんが見ていられない場合はストーブやヒーターは消し、温マットなどペット用の暖房器具を活用しましょう。
まとめ
猫はモフモフな毛皮で暖かく過ごせるように思えますが、寒いものは寒いです。地域によって差はありますが日本の冬は凍えるくらい寒くなります。寒い空間で過ごす猫は、トイレに行くのをガマンしたり、飲水量が減ったりする傾向もあります。病気に繋がりかねない行動ですので猫のためにも暖かい環境づくりを意識してあげてください。