猫がおもちゃを隠す理由
誰にも取られたくない
猫にとっておもちゃで遊ぶことは、擬似的ですが「狩りをしている」ということです。
そのため、捕まえたおもちゃは猫にとっては「獲物」なのです。猫は獲物をその場で食べることもありますが、他の動物に取られてしまわないように自分だけの場所に運んでから食べたり、そこへ隠して後で食べたりします。おもちゃは食べられませんが、誰にも取られないように、という理由で隠しているのです。
邪魔されずに遊びたい
お気に入りのおもちゃを飼い主さんや同居猫に取られないようにするために隠している場合があります。
誰にも邪魔されずに噛んだりキックしたりして遊びたいと思っているのでしょう。
飼い主さんが喜んでくれた
おもちゃを隠したときに飼い主さんが「かわいい」など声をかけてくれた、嬉しそうにしていた、たくさん遊んでくれたなどの経験があったのかもしれません。
おもちゃを隠すとうれしいことがあると思っているのでしょう。
猫がおもちゃを隠す場所
猫は安心できる自分のテリトリーにおもちゃを隠すことが多いです。家の中では、家具の下など飼い主さんに見つからない場所、猫ベッドやケージの中など自分のにおいがついた自分専用の場所などに隠します。猫トイレの中に隠してしまう猫もいます。
猫が隠したおもちゃを見つけたら
掃除などしていて猫が隠したおもちゃを見つけたらどうしたらいいのでしょうか。
猫に黙って片付けてしまったら「隠したおもちゃがない!」と困ってしまうと思うかもしれませんが、猫は自分で隠したことを覚えていないので大丈夫です。猫は自分でおもちゃを隠しても、何をどこにどれだけ隠したのかをきちんと理解していません。
おもちゃの種類や形状などにもよりますが、おもちゃを出しっぱなしにしておくと、飼い主さんが見ていないところで猫が誤飲をしてしまう危険があります。
飼い主さんがいるところでおもちゃで遊び、遊び終わったら猫が取り出せないところに片付けて置きましょう。
まとめ
猫がおもちゃを隠すのは、おもちゃを獲物に見立てていて、捕まえた獲物を誰にも取られないようにしたり、後で食べようとしたりしているためです。
また、誰にも邪魔されずにおもちゃで遊ぼうとしているなどの理由もあります。家具の下や猫の寝床やケージなどからおもちゃが発見されることが多いです。
いずれにせよ、隠してあるおもちゃを発見しても猫は隠したことを覚えている可能性が低いので、誤飲などの事故が起こる前に片付けてしまいましょう。