人懐っこい猫に育てる5つの方法!!
猫と一緒に暮らすなら、ある程度人懐こいほうが楽しいですよね。そこで今回は、人懐こい猫に育てる方法を5つ紹介いたします。
1.同じ空間にいる時間を増やす
特に何をするわけでもなく、同じ空間で過ごすこと。シンプルですが、これが意外と重要なのです。
いつもそばにいるけれど、嫌なことはされないということを覚えてもらうことで、自然と愛猫のほうから接近してくれる機会が増えるでしょう。
2.子猫の場合はよく撫でる
相手が生後3ヶ月までの子猫の場合は、もう少し踏み込んだアプローチをしましょう。それは積極的な声かけとスキンシップです。
子猫には社会化期と呼ばれる時期があります。この時期に人を好きになった猫は、人懐こい性格になりやすいという特徴があります。良くも悪くも吸収力がある時期なので、楽しい経験を積ませてあげましょう。
優しく話しかけ、撫でてあげることで「人と過ごす心地良さ」を体感して貰うのです。
3.無理強いしないことも大切
虐待や事故などを経験した猫は、人馴れに時間がかかります。また、野良猫の母を持つ子猫も「人間は危険」と教えられて育つので、人を警戒するようになります。
このようなケースでは、月齢を問わず無理強いしないことが大切です。こちらからは何もせず、「ただそこにいるだけの人」をしばらく演じてみてください。
その中で時々、歯ブラシで撫でたりおやつを食べさせてみると良いでしょう。歯ブラシを使う理由は、感触が猫の舌触りに似ているためです。母猫によるグルーミングに寄せることで距離を縮めます。
4.手からおやつを食べさせる
ある程度人の存在に慣れたら、手から直接おやつを食べさせましょう(保護猫、その他の猫を問わず重要な意味を持ちます)。
「人の手から美味しいものが貰える」という経験が、距離を縮める鍵になります。食べてくれたら「いい子だね、美味しいね」と話しかけてあげましょう。
5.猫が望む甘えに応じる
愛猫が擦り寄ってきたら撫でる、おもちゃを持ってきたら遊んであげるなど、猫が望むことを一緒に叶えてあげることも大切です。
そしてそれと同様に、飽きて離れたら好きにさせてあげることも重要です。適度な距離はあるけれど甘えやすい人であることで、甘えやすい関係が築かれます。
愛猫の性格を尊重してあげて
意識的に一緒に過ごし、愛猫のペースに合わせて甘えさせてあげることで懐きやすくはなるでしょう。
とはいえ猫は元々単独で生活していた動物です。自立心の高い人格(環境の変化では変わりにくい要素)を持つ猫もいます。
このようなタイプの猫は、いわゆるデレデレタイプの猫に育てるのは難しいでしょう。ちょっぴり残念かもしれませんが、個性を尊重してあげてください。
まとめ
猫が人に懐きやすくなるためには、いくつかポイントがありましたね。
- さり気なく一緒に過ごすこと
- 猫から接近してきたらスキンシップを取ること
- 無理強いはしないこと
- 手からおやつ作戦で距離を縮めること
これを毎日コツコツと積み重ねてみてください。まずは飼い主さんが甘えやすい人になることで、人を好きになり懐くようになるでしょう。
ただし、元々クールな猫もいます。最終的には愛猫の個性を尊重し、その猫に合った距離感を大切にしてあげてください。