猫が「捨てられた」と誤解してしまう飼い主の行動5つ

猫が「捨てられた」と誤解してしまう飼い主の行動5つ

猫は時々、飼い主さんの行動から「捨てられるのかも…」と誤解することがあります。そのような誤解をさせてしまう飼い主の行動や、誤解を防ぐためにできることを紹介いたします。

猫が「捨てられたかも」と誤解する状況

不安そうな猫

普段の何気ない行動の中に、猫が「飼い主さんに捨てられたかも」と誤解する状況があります。もちろんそんなつもりはないのに、どうしてそう思ってしまうのでしょうか?

今回は、猫に誤解させてしまいやすい飼い主の行動を紹介いたします。

1.愛猫の入院

不妊手術やその他の病気、怪我などが原因で入院を余儀なくされることがあります。そうなると、一時的に飼い主さんのそばを離れなければなりません。

猫には入退院や数日間だけの別居という概念がないので、捨てられたと思い込んでしまうことが多いのです。

2.ペットホテルにお泊まり

入院が誤解を招くように、ペットホテルへのお泊まりも誤解されやすいです。

猫は元々環境の変化が苦手なので、少しの間はケージの奥に隠れてじっとしていることが多いでしょう。

その間、「このまま迎えに来なかったらどうしよう…」という気持ちにもなるのかもしれませんね。だからこそ信頼できるホテルを探し、時間はかかっても慣れやすい環境を見つけることが大切です。

3.飼い主さんの出張や入院

スーツケースと猫

愛猫自身の環境は変わらずとも、飼い主さんだけが数日間留守にするケースもありますよね。そう、出張や入院などです。

特に特定の人に懐いている猫の場合は、他に家族がいたとしても寂しくなってしまいます。そして、やはり捨てられたと思い込んでしまう場合があります。

猫は漠然としながらも人の言葉を理解することができます。普段の留守番以上に家を空ける際は「〇回寝たら帰ってくるよ」と伝えておきましょう。「帰ってくる」がキーワードです。

4.引越しでバタバタする

住み慣れた家を離れる引越し。人間も落ち着かないですが、猫は人間以上に落ち着きません。荷造りをしたり、荷物が運び出されたり…

「私はどうなるの?」と不安になりやすい状況といえるでしょう。脱走対策はもちろんのこと、精神的なケアもしてあげましょう。

5.飼い主さんが実家を離れる

結婚や仕事の都合で、飼い主さんのみが実家を離れるケースもあるでしょう。いつも一緒にいるのが当たり前だった人物が居なくなるのは、猫にとってダメージが大きい状況です。

飼い主さんの転居が決まったら、家族の他のメンバーが中心となって愛猫のお世話をするようにしてください。特にご飯やトイレのお世話をしてくれる人には懐いてくれるので、安心できる環境を整えてあげましょう。

誤解を防ぐには?

抱きしめられる猫

前述のどの行動も、状況的には致し方のないものですので、できれば愛猫の「捨てられた」という誤解は払拭したいですよね。

そこでここからは、愛猫の誤解を防ぐ方法を紹介いたします。

飼い主さんの「におい」を残す

愛猫を病院やホテルに預ける際、飼い主さんが出張で数日間家を空ける際は、飼い主さんのにおいが付いたものを愛猫のそばに置いておくと良いでしょう。

処分しても良いTシャツやフェイスタオルなどで大丈夫です。そうすることで飼い主さんがそばにいるような感覚になるので、不安が解消されます。

預け先と親しくなっておく

かかりつけの病院はワクチン接種などでお世話になるので、愛猫にとっても顔見知りができるでしょう。

ホテルもできる限り場所を変えず、親しくなっておくことが大切です。久々のお泊まりとなると最初は緊張するのですが、「この人知ってる!」と思い出すことで次第に落ち着けるようになります。

飼い主さん以外の人とも仲良くなっておく

飼い主さんが長期的に家を空けなければならないとき、お世話をお願いする人が決まっている場合もあるでしょう(実家のご家族や友人など)。

そういう場合は、時々遊びに来てもらって愛猫と親しくなってもらいましょう。そうすることで不安要素が減り、違和感がありながらも落ち着いて過ごせるでしょう。

まとめ

旅行の準備

猫が「捨てられた」と誤解する場面は、愛猫の入院や飼い主さんの出張など、致し方のない状況ばかりでした。

飼い主さんのにおいを残しておく・お世話を依頼する環境と慣れ親しんでおくことで、多少なりとも安心し、誤解が防げる可能性があります。

引越しの場合は愛猫のお気に入りのものは処分せず、日常的に使用しているものは最後に持ち出すように心がけてください。そして「みんな一緒だよ」と伝えることも大切です。

実際にはないけれど「捨てられるかも」という思い込みは辛いものです。できるだけ不安を取り除いてあげたいものですね。

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