猫に首輪はなぜ必要?
猫に首輪をつけて飼っている方はたくさんいますよね。
これから猫を飼い始める予定がある人や、まだ愛猫に首輪をつけていない人にとっては「なぜ首輪が必要なのだろう?」と疑問に思うかもしれません。
一見不要にも見えるかもしれない猫の首輪ですが、首輪をつけておくことによって『万が一の時』に備えることができるため、実は首輪をつけておくことにはメリットが多くあるのです。
今回はそんな猫の首輪が必要な理由について詳しく解説してまいります。
1.住所などの情報を記載しておける
猫の首輪は住所や氏名などを記入できるタグがついていたり、首輪の裏側に記入スペースを設けていたりするものが多いです。
万が一愛猫が脱走した場合でも、首輪をしていることによって一目で飼い猫であることが判別できますし、首輪がついていることに気づいて保護してくれる可能性も高まります。
さらに、住所や飼い主さんの氏名などを記載しておけば連絡をもらえる確率も高まるので脱走した時の対策としても首輪はおすすめなのです。
ただし、住所や氏名は個人情報になりますので取り扱いに注意しましょう。
首輪に記載した個人情報が丸見えになった状態で写真を撮って、そのままSNSに投稿する等の行為はしないように気をつけてください。
2.災害時でもすんなりリードをつけやすい
地震や津波などの災害が起きた場合、愛猫を連れて避難所などに避難することも想定できます。しかしそうなった場合、避難所ではキャリーケースに入れるか、リードの着用が必須になるといえるでしょう。
日頃から首輪をつけており慣れている場合はリードを装着するのもすんなりといきやすいです。しかし首輪に慣れていない場合、首輪を嫌がって外そうとしたり首輪がストレスになるケースもあるのです。
このような緊急事態が起きた時のことも考えて、日頃から首輪をつけて慣れさせておく必要があるといえるでしょう。
3.鈴をつけていれば居場所もわかりやすい
鈴のついた首輪をつけている猫もたくさんいますよね。鈴のついた首輪をつけるメリットとして「猫が動くたびに音がするので居場所がすぐに特定しやすい」といった点が挙げられます。
おうちが広い場合や、家具の隙間など分かりにくい場所に愛猫がよく隠れる場合は、鈴のついた首輪で特定するのもおすすめといえるでしょう。
ただし、猫にとっては鈴の音がストレスになってしまう場合もあるので、もし鈴を嫌がっているようであれば鈴は外すのがベストです。
まとめ
猫の首輪はさまざまな役割を果たしてくれる便利なアイテムといえます。
これから猫を飼う方や、愛猫に首輪をつけるべきか悩んでいる方は何か特別な理由がないのであれば、ぜひ首輪をつける方向で考えてみてください。 もちろん、皮膚病や呼吸器疾患がある場合や、首輪が猫にとってストレスが大きい場合は、必須ではありません。
また、着用の際は必ず猫用の首輪をつけてください。
猫用の首輪は強い力が加わった時に外れるようになっているものがほとんど。万が一、外に出た際に木の枝などに首輪が引っかかっても、取れるので首を吊るなどの危険が回避できます。