『猫アレルギー』の症状7つ 原因と発症したときに考えるべきこと

『猫アレルギー』の症状7つ 原因と発症したときに考えるべきこと

「猫を飼い始めたら、猫アレルギーになってしまった!」という声をよく聞きます。猫アレルギーは季節性のスギ花粉症と違い、1年を通して続く困ったアレルギーの1つです。そして猫を飼っている人が全員かかる可能性のある病気の1つでもあるのです。もし猫アレルギーと診断されたなら?その原因と発症時に考えるべきことをご紹介します。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫アレルギーの症状7つ

鼻をかむ女性とカキカキする猫

猫アレルギーの主症状は、

1.目のかゆみや充血
2.鼻水、くしゃみ、鼻づまり
3.喉の炎症やせき
4.皮膚の痒み

ですが、中には重症化して、

5.顔や舌、喉などがむくむ
6.喘息
7.アトピー性皮膚炎(全身の皮膚に強い痒みが出る)

など深刻な状態に陥る方もいます。

猫アレルギーを発症する理由

横たわった長毛猫と毛玉

よく猫の毛やフケが問題になりますが、実はこれらはアレルゲン(アレルギーの原因物質)ではありません。猫アレルギーのアレルゲンは、猫の唾液に含まれるあるたんぱく質だといわれています。

ただ毛やフケには猫の唾液が付いており、それが体から落ちることでアレルゲンは拡散します。さらにフケや毛は物理的に粘膜や皮膚を刺激しますから、実質的に同じと考えていいでしょう。

もし猫アレルギーになってしまったら?

キャリーバッグに入れられこちらを見る猫

アレルギーの根本的な解決方法は、住環境からアレルゲンをなくすことと、アレルゲンに近寄らないことです。もし猫アレルギーになったなら、猫を手放すか手放さないか考えなければいけないのです。

猫を手放す

ペットは一生面倒を見るのが鉄則ですが、症状が重かったり患者がお子さんだったりする場合には、手放すことを検討すべきかもしれません。

ただし飼い主さんには命に対する責任があります。手放すと決めたときには次の飼い主さんを一生懸命探しましょう。また保護団体に預けることになったときも、次の飼い主さんが決まるまではしっかり支援し続けてください。

猫を手放さない(アレルギーと共存する)

症状が深刻でなければ、薬で症状をコントロールしながら飼い続けることは可能です。たまに「飼っているうちに症状が出なくなった」という幸運な方もいらっしゃいますが、それはあまり期待しない方がいいでしょう。

猫アレルギーと共存するには

ルンバと猫2匹

「猫アレルギーはあるけど、どうしても猫と暮らしたい!」

そのような場合、それなりの対策が必要になります。

発症させない環境作り

スギ花粉やハウスダストのアレルギー同様、まずは生活環境に常に配慮し、正しく薬を服用しながら発症させない環境作りが必須になります。

  • 薬を適切に使用する
  • こまめな掃除
  • 適度な換気または空気清浄機の使用

猫のお手入れはこまめにし、過度な接触を控える

猫のお手入れもこまめに丁寧に行い、アレルゲンへの接触を物理的に控えることで、アレルギー症状を発症させないように努める必要があります。

  • 猫の適度なブラッシング
  • 月に1~2回のシャンプー
  • 猫を触ったその手で自分の顔を触らない(必ず手を洗う)
  • 猫の毛の中に顔をうずめない
  • 夜は一緒に寝ない

アレルギーを悪化させない!

猫への接触を控えるという項目には抵抗感を感じる方も多いでしょうが、アレルギー症状の軽い状態をキープすることが、猫と少しでも長く一緒に暮らすためには何より大事なことなのです。

まとめ

鼻をかむ少女と猫

猫アレルギーは、花粉症やハウスダストアレルギーと同じような症状が出ます。

かくいう筆者も猫アレルギーで、猫を飼い始めてから発症しました。同時に喘息も出て、年中薬を飲んでいます。だからといって猫たちを手放そうとは思いませんでしたが、それはあくまで症状が軽かったからです。

アレルギーはときに命に関わる病気ですから、場合によっては手放すことも視野に入れるべきでしょう。ただしその場合はきちんと命のバトンタッチを!それが飼い主としてできる最後で最大のプレゼントなのですから。

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